最強の横綱に敬意を払えない時点で、大相撲は完全に終わっている!! | まきしま日記~イルカは空想家~

まきしま日記~イルカは空想家~

ちゃんと自分にお疲れさま。

最強の横綱に敬意を払えない時点で、大相撲は完全に終わっている。

大阪場所千秋楽、史上最多更新となる42度目の優勝を飾った横綱白鵬が”三本締め”を行ったことについて、横綱審議委員会が例によって例のごとく「品格ガ―、品格ガ―」と喚いているらしい。

しかしそもそも”品格”とは一体何なのか。そのような曖昧な抽象概念が正当化され絶対正義化されるとして、ならばまずそれを問われるのは大相撲の体質そのものではないか。角界にもはや”品格”の欠片もないのに、それを一力士に執拗に求めるのはお門違いも甚だしい。

いっそ口に出してはっきり言えばいいではないか。「日本人力士を差し置いて、外国人力士が42回も優勝するのが気に喰わない」と。

そして「白鵬ガ―、品格ガ―」などと騒いでいるのは角界だけ、一般国民はそんなこと微塵も興味ない。なぜなら大相撲がつまらないからだ。

例えばプロ野球におけるイチローがそうであるように、プロサッカーにおける三浦知良がそうであるように、プロスポーツの興行的成功のカギはスーパースターの存在である。そして実力・実績から言って、大相撲におけるスーパースターは白鵬以外にあり得なかった。それをバックアップしようともせず逆に散々足を引っ張って、結果大相撲人気そのものを逃してきたのは他ならぬ角界自身である。

そんなに”品格”とやらが好きならば、そしてそんなに外国人力士が勝つのが気に入らないならば、大相撲は外国人力士の角界入りを全面禁止するか、あるいは試合を撤廃して演舞にすればいい。

演舞ならば”品格”なる様式美を前面に押し出し、日本人力士に勝たせ放題ではないか。