日本サッカー史上、最も偉大な選手は誰か。
Jリーグ発足以降に絞っても恐らく何十人と名前が挙がり、それこそ議論が3日3晩尽きることはないであろうが、最終的には三浦知良、中田英寿、本田圭佑3選手のいずれかということになるだろう。
その中で俺は、三浦知良こそが最も偉大な選手であると断じる。その論拠を以下に述べていく。
まず大前提として考えなくてはならないのは、プロサッカーはショービジネスであるということだ。
各クラブチームもあるいはリーグ自体も、決して慈善事業として設営されている訳ではない。究極的に言ってしまえば、その求めるところはカネである。いかにチームが勝利を重ねようとも、それが収益に結びつかなければ事業として失敗、運営は立ちどころに行き詰ってしまう。
その上で、三浦知良は間違いなく日本で一番Jリーグに観客を動員させた選手だからである。
今後日本のサッカー史に、中田英寿や本田圭佑を上回る技術・実績を誇る選手が名を刻むかも知れない。しかし三浦知良ほど日本人を熱狂させる選手は、果たして現れるかどうか。