悪質YouTuberよ聞け!世の中にはやっていい”釣り”と悪い”釣り”がある!! | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

SNSやYouTubeなどにおいて、情報発信者が自身の発したコンテンツをより多くの人に見てもらう為の常套手段がある。それが”釣り”だ。

”釣り”とは動画や記事の見出しをあえて衝撃的なものにし、それにより衆目を集めるという手段である。例えば俺のブログ記事のタイトルが(衝撃的かどうかはともかくとして)無駄に長ったらしいのも、はっきし言ってしまえば一種の”釣り”行為である。

然るに思うのだ。世の中にはやっていい”釣り”と悪い”釣り”がある。

去る19日、タレントの堀ちえみさんが自身がステージ4の口腔がんであることを公表された。そして22日に手術を受けて無事成功、現在は経過を見守られているという。

そんな中、YouTubeを閲覧していたところ衝撃的な動画記事が続々と飛び込んで来た。『堀ちえみさん手術失敗』『堀ちえみさん医療ミス発覚』『堀ちえみさん余命宣告』…。

「何事っ!?」と思わず動画を開いたところ、見出しは事実無根。全く関係のない単なる堀さんの容態についての話題が。一瞬の肩透かしの後に襲い来る凄まじい怒り。こうなるともう、動画内でどんな美辞麗句を並べられても偽善者の言にしか聞こえない。

そして最後に『堀ちえみさんには一刻も早く回復して、また元気な姿を見せてほしいものですね。私と同じ気持ちになられた方は「高評価」を押して頂けると、今後の動画づくりの励みになります』。

「誰が高評価など押すかボケェ!!無論堀さんではない、お前が低評価なんじゃ!!人の命を”釣り”ネタとしか思わぬ卑劣の輩、お前など一生励まんで良いわ!!」

俺は考えた。どうしたらこのような悪質な”釣り”行為に抗議できるか。非情に地道ではあるが「不適切な”釣り”を見かけたらそのYouTuberの名前を覚え、当該人物の発信動画は以後二度と観ない」。やはりこのような個人レベルでの不視聴運動しかないと思うのだ。

もっとも、より効果的かつ大々的な方法がないわけではない。「風評の拡散」だ。例えば(どれほどの影響力があるかは甚だ疑わしいが)このブログにそのYouTuberの名前を載せることも出来るし、それを実践せんとするブロガーさんがいれば俺に止める理由はない。

しかし何となくだが、俺はそこまではしたくない。それをやってしまったらまさに「人の振り見て我が振り炸裂!!」、まるで自分まで矮小な人間になってしまうような気がしてならないのである。