まず始めに言っておこう、俺は埼玉県民だ。
さて先日、ニコ動で動画ラジオを観ていたところ、「東京の方がああだ」「大阪の方がこうだ」と伝統の舌戦が勃発した。その時流れてきたコメントの一つが以下だ。
「大阪は日本第2の都市ですらないんだよなぁ」。
そうなのだ。東京23区の人口は894万人、横浜は370万人、大阪は268万人。実は日本第2の都市は大阪ではなく横浜なのである。
1位 東京23区 894万人
2位 横浜市 370万人
3位 大阪市 268万人
4位 名古屋市 227万人
5位 札幌市 193万人
一般に「アメリカ第3の都市」「ロシア第5の都市」という言い方をする時、その選定基準は人口である。人口の多い都市から順に第1、第2、第3…と位置づけられるのだ。
ならば俺は問おう、「世界第1の都市はどこか」。
世界規模で都市の人口を見た時、巨大な人口を抱えるアジアの後発国の都市が圧倒的に強い。現行の「人口基準」に照らすなら、世界第1の都市はニューヨークでもロンドンでもパリでもなく、北京ということになってしまう。
思うに都市の規模を測る時、もちろん人口も大事ではあるが、それ以上に需要なのは産業の活性力ではないだろうか。
よって俺は提唱したい。各都市を順位付けする際、「人口基準」ではなく「市内総生産基準」を用いるべきであると。
すると東京23区の市内総生産はおよそ75兆円、大阪は18兆円、横浜は12兆円。晴れて日本第2の都市は大阪ということになる。
1位 東京23区 75.77兆円
2位 大阪市 18.73兆円
3位 横浜市 12.33兆円
4位 名古屋市 12.31兆円
5位 札幌市 6.48兆円
もっとも「市内総生産基準」だと、やはり世界第1の都市はニューヨークでもロンドンでもパリでもなく、東京になってしまうのだが。