一体誰が得をするというのか。芸能界には主に文化人の”御意見ババア枠”が存在する。そしてこれまで、野村沙知代、浅香光代、細木数子、デヴィ夫人など、そうそうたる御意見ババアを輩出してきた。
彼女らの顛末はだいたい一緒である。横暴にして尊大、歯に衣着せぬ物言いで一瞬だけカリスマ扱いを受けるも、やがて国民の顰蹙や反感を買い、最後は大バッシングとともに芸能界を追放される。そしてテレビ業界は次なる御意見ババアを探す、今日に至るまでその繰り返しだ。
今現在、芸能界の御意見ババア枠に収まっているのは、恐らくマツコ・デラックスだろう。思うにマツコ・デラックスは過去20年の"MVB"(Most Valuable BBA)である。謙虚で良心的、場も読めれば気遣いも出来るマツコ・デラックスには、ずっと今の席に居座り続けて欲しい。
そういえばどこか近隣の国に、容赦ない反日発言・反日政策で国民の支持を得ようとしたが、お粗末な仕事ぶりに不正発覚で国民の怒りを買い、糾弾され受刑者にまで身を落とした元大統領のババアがいたような気がしたが…名前は忘れた。