サンタクロース?コウノトリ?とんだ子供騙しだ!!物心ついてより妙に思考が論理的だった俺!! | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

俺は感情レベルにおいて、極めて非論理的な人間である。そして俺の行動動機は専ら感情面に左右される。おかげでこの半生、学業や仕事において実に非合理的な遠回りや失敗を繰り返してきた。しかし少なくとも思考レベルにおいていうならば、俺は屁理屈家ともいえるほど論理的な人間である。


例えば(命題1)「サンタクロースは実在する」。俺は4歳か5歳、物心つく頃にはこれは偽であると見抜いていた。当時全世界に、子供を持つ世帯がいくつあるかなど知る由もなかったが、それが100や1000などという数では済まされないことは知っていた。たとえサンタクロースが如何なる移動手段を用いても、わずか一晩で世界中の子供たちにプレゼントを配って回るなど物理的に不可能である。


あるいは(命題2)「赤ちゃんはコウノトリが運んでくる」。これもやはり4、5歳の頃には偽であると気づいていた。むしろ「なんと陳腐な子供騙し、あまり幼児をナメるなよ」と憤っていたくらいだ。知能のない、まして技術力などあるはずがないコウノトリが工場か何かで人間の子供を生成し、世界中の新婚家庭に配送する。馬鹿げているにも程がある。もっとも夫婦が子供をつくる過程を幼児まきしまが知る訳もない。「どうやって赤ちゃんは出来るのか」、それは小学校高学年に至るまで俺の中で大いなる謎であった。


しかし(命題3)「米アポロ計画の月面友人着陸は虚偽である」。俺はこれを偽であると断じきれない。なぜなら俺の知る陰り、それを偽と裏付ける状況証拠がどこにも示されていないからだ。もしこれが偽であるならば、NASAには月面有人着陸を信じるに足る根拠を示してほしいものである。