なぜ21世紀以降、国民的アニメは生まれなくなってしまったのか!? | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

以前インターネットを閲覧していたところ、あるネットユーザーさんが言っていた。「なぜ『クレヨンしんちゃん』以降、国民的アニメは生まれなくなってしまったのか」。

恐らくそのユーザーさんが言うところの国民的アニメとは『サザエさん』、『ドラえもん』、『ドラゴンボール』、『それいけ!アンパンマン』、『ちびまる子ちゃん』、『クレヨンしんちゃん』辺りを指すのだろうが、俺はそこに『名探偵コナン』(96年)、『ONE PIECE』(99年)も加えて良いと考える。

しかし21世紀以降、確かに国民的と冠されるアニメは見当たらない。それは一体なぜであろうか。俺は『新世紀エヴァンゲリオン』(95年)の登場が大きかったと考える。これによりアニメは「ファミリー向けアニメ」と「オタク向けアニメ」に分岐。そして現在、主流たるファミリー向けアニメよりも亜流たるオタク向けアニメの方が、コンテンツとして大きくなってしまったのだ。

ならばオタク向けアニメの中から第2の『サザエさん』、『ドラえもん』は生まれるのだろうか。それはまずあり得まい。まずオタク向けアニメは全国民的規模で見た時、知名度があまりにも低い。またオタク向けアニメは保守よりも革新、多様化を求めるため、基本的に1クール放送。30年、40年といった長寿アニメは育たないのだ。

以上が俺が考える、21世紀以降国民的アニメが生まれなくなってしまった理由である。