G7で米トランプ大統領が完全に孤立!!安倍首相に求められるのは真の意味でのツートラック外交!? | まきしま日記~イルカは空想家~

まきしま日記~イルカは空想家~

ちゃんと自分にお疲れさま。

G7(アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、日本)が今月9日、カナダのシャルルポアで閉幕した。それはアメリカにとっても、そして日本にとっても非常に厳しいサミットであった。

アメリカ以外の6ヶ国が自由貿易(関税引き下げ)を訴えたのに対し、米トランプ大統領は貿易不均衡を唱え、最後まで保護主義(関税引き上げ)を貫いた。アメリカと他国の歩みよりは極めて難しく、アメリカ1国が完全に孤立する形となった。

さてこうなると、困ってくるのが日本だ。安倍首相とトランプ大統領は”シンゾー”、”ドナルド”と呼び合う蜜月関係にあり、首脳同士の個人的信頼関係は少なからず国益をもたらすのではと期待していた。

ところがアメリカが貿易戦争を仕掛けてくるならば、この良好な関係は脆くも崩れ去る。なぜならアメリカにとって一番の貿易赤字国は中国、次いで日本だからである。

かつて韓国の文在寅大統領は、歴史認識問題では日本を罵り続けつつ、経済分野では日本に支援をたかるだけたかるという「ツートラック外交」などと寝言をほざいていた。

しかし今こそ安倍首相は米トランプ大統領に対し、経済分野では対立しながらも、政治・国防問題では断固たる協力体制を築くという、真の意味での「ツートラック外交」が求められているのではないか。