乃木坂46の最新シングル『シンクロニシティ』が5/7付オリコンシングルチャートで初登場1位、初動売上111.7万枚を記録した。初動ミリオンはMr.Children、だんご3兄弟、宇多田ヒカル、AKB48に続く史上5組目の快挙である。ついにAKBに代わり日本で最も多くのCDシングルを売り上げるグループとなった乃木坂であるが、俺は予測する。「乃木坂46は極めて短命王朝、今後2年以内に欅坂46に追い抜かれる」。
乃木坂は2011年デビュー、隆盛を極めるAKBの陰に隠れて鳴かず飛ばずの下積み時代を送るが、一昨年あたりから「正統派美人揃い」との評価を得てようやくブレイク、今に至ってCDセールスも爆発した。しかしデビューからすでに7年、あまりにも時間が立ち過ぎている。現在、乃木坂の主力メンバーはだいたい23~25歳の面々である。
一般に女性アイドルグループのファンは、より若い子を好む傾向がある。それは「AKB48シングル選抜総選挙」にて、年々票がAKBからSKE、そしてHKTへと流れて行ったのを見ても明らかだ。一方で欅坂46は2015年にデビュー、現在の主力メンバーは18~20歳である。そして欅坂の最新シングル『ガラスを割れ!』は自身初となる累積ミリオンを達成、すでに乃木坂のすぐ後ろまで着けているのだ。恐らくこれから2年程度以内に、乃木坂から欅坂へファンの民族大移動が起こるだろう。
◆歌手別シングル・アルバム総売上
1位 B'z 8233万枚
2位 Mr.Children 5953万枚
3位 AKB48 5416万枚
4位 浜崎あゆみ 5067万枚
5位 サザンオールスターズ 4894万枚
6位 DREAMS COME TRUE 4356万枚
7位 松任谷由実 3948万枚
8位 GLAY 3853万枚
9位 ZARD 3746万枚
10位 宇多田ヒカル 3622万枚
さて余談だが、俺は48グループも乃木坂、欅坂も決して嫌いではない。しかし秋元康が大嫌いだ。気分で左遷したり脱退させたり、競馬のように鞭打って競わせたり、一体少女たちの芸能人生を何だと思っているのか。もっともそれがコマーシャリズムだと言われたらまさしく正論、返す言葉もないのだが。