韓国・文在寅大統領がやっているのは「ツートラック外交」ではない!!「ツーショット外交」だ!! | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

先月27日、俺は何気なくニュースを観ていて度肝を抜かれた。なんと北朝鮮の金正恩国家元首と韓国の文在寅大統領が笑顔で握手をしているではないか。


朝鮮の南北会談が行われたのはこれが3度目であるが、過去2回はいずれも韓国大統領が平壌まで出向いている。しかし今回執り行われたのは軍事境界線上の板門店だ。北朝鮮がここまで態度を軟化させたのは決して韓国の懐柔政策によるものではなく、国連の経済制裁が効いたからであるが、棚ぼたとは言え金正恩を38度線まで引っ張り出した功績は大いに評価すべきであろう。


しかし俺はこのニュースや他のメディアを見ていて、どうしても違和感を拭い去れない。どこを見ても載っているのは金正恩と文在寅が笑顔で握手している写真だけ。具体的で実のある会談内容が一切書かれていないのだ。


文在寅はとにかく握手が大好きだ。昨年11月の米トランプ大統領のアジア歴訪の際にも文大統領は握手の手を差し伸べこれを拒否され、やはり昨年11月のG20においても文大統領はドイツのメルケル首相と握手をしようとして無視されている。


恐らく文大統領にとっては会談内容など二の次、ただ国内向けに各国首脳と笑顔で握手している写真が撮れればそれでいいのだろう。それが文大統領が韓国内で「外交の天才」と言われている所以であろうが、これは文大統領が唱える「ツートラック外交」ではない。ポーズだけの「ツーショット外交」ではないか。


しかも嫌らしいことに、文大統領は「ツーショット」の相手を選んでいる。事実上の敵対国である日本の安倍晋三首相と握手をしないのは仕方がないとしても、インドネシア、フィリピン、メキシコなどの途上国とも絶対に握手をしない。一般に韓国人は格上・格下意識が強いとされているが、これらの国々と「ツーショット」を撮ったら韓国の国格が落ちるとでも思っているのだろうか。


しかしそうだとしたら、韓国は過去に対してのみならず未来に対しても盲目であると言わざるを得まい。なぜならこれら新興国はあと20~30年で韓国を遥かに凌ぐ経済強国に成長するのだから。