もしもあなたが望むなら
私は今すぐにだって死んであげる
温もりを失いゆく私の身体を愛してね
滴る血の最後の一滴まで
一人で生き 一人で死んでゆく
私は強い 折れそうな自分に言い聞かせた
けれどあなたと出逢ってしまった
もう 昔の私には戻れない
月明りが照らす窓辺のベッド
朝が永久に来ないように
私の身体を触って 私を愛してると言って
ねえ全然足りないよ もっと もっと もっと
もしもあなたが望むなら
私は今すぐにだって死んであげる
最期にそっと抱きしめて眠らせて
真紅に染まりゆくその腕で