今日の日記は、元SMAPファンの方たちにとっては酷く不快なものになるかも知れない。どうかご容赦いただいた上で、最後までお付き合い願いたい。
最近俺は、家ではネットTVばかり観ている。ネットTVとは、言うなればTVタレントの流刑地だ。みのもんたや矢口真里、橋下徹など、地上波で干された、あるいは人気低迷で呼ばれなくなった芸能人が最後に行き着く場所、それがネットTVなのである。
そしてそのネットTVで最近、元SMAPの稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の3人を見かけるように。「ついにここまで落ちぶれたか…」SMAPを観て育った世代として、俺は悲しくて涙が出る。
元SMAP稲垣、草彅、香取。40を越えアイドル適齢期はとうに過ぎ去ったとは言え、例えばドラマで主演、バラエティでMCを務めるだけのネームバリュー、タレント価値は今尚十分に有しているだろう。ならばなぜ彼らを地上波で観ることがなくなってしまったのか。
言うまでもない。間違いなくジャニーズ事務所の圧力であろう。元国民的人気グループ・SMAPの面々でさえ、ジャニーズ事務所にかかればいとも簡単に握り潰してしまえるのだ。
さて現在巷では、元SMAP木村拓哉がSMAP解散のA級戦犯として大バッシングを受けている。背景には元SMAP4人がジャニーズ事務所からの独立を唱えた時、木村だけがジャニーズ残留を強く訴えSMAPの絆にくさびを入れたという経緯がある。
しかし俺には分からない。なぜ木村が一人悪者扱いを受けなくてはならないのか。木村は自身の人気もSMAPの看板、ジャニーズ事務所の後ろ盾ありきだと誰よりも冷静かつ謙虚に理解していた。
それらが失われた時、最も困るのはバラエティに根を張る中居正広でも、ドラマに根を張る木村でもない。SMAPの中でも人気弱者の稲垣、草彅、香取である。そしてジャニーズ事務所を敵に回した結果が、彼ら3人の地上波追放ではないか。
はっきり言おう。もし中居、稲垣、草彅、香取の4人が感情的にならず木村の説得に応じていれば、我々は今も地上波ゴールデンでSMAPの活躍を観られたのだ。実に残念でならない。