果たして宇宙人、地球外知的生命体は存在するのか。ややオカルトチックではあるが、俺はいると確信している。
◆地球以外のどこかの惑星で生命が誕生する
◆その生命が知的生命へと進化する
◆それが地球の近代科学史、数百年の間に起こる
これら全ての条件が奇跡的に揃う、その確率は限りなくゼロに近いだろう。しかしそれがゼロではない限り、宇宙は際限なく小さな可能性をも拾ってしまう。その理由は宇宙のとてつもない大きさだ。
米物理学者レオナルド・サスキンドが導き出した(観測可能な宇宙ではない)全宇宙の大きさは、
10の10乗の10乗の122乗m
である。十進法では到底表せない、とんでもなく馬鹿げた巨大数だ。宇宙がこれほどまでに途方もなく広大ならば、限りなく小さな見込みであれ宇宙のどこかで実現してしまうだろう。
さて、現在米NASAなどの宇宙探査機関は、宇宙人存在の痕跡を見つけるために躍起になっている。
現在地球の物理学では「宇宙最速は光である」、「地球から観測・到達可能な宇宙の大きさは半径465億光年である」、それらは定説となっている。
よって地球人は光速を越えて他の恒星系や銀河系を往来することは不可能である。
しかしもしもそのような”地球の物理常識”を超越した技術力によって宇宙人が地球を訪れたら、地球との科学力格差は致命的だ。
例えるなら無数のアリが生息するアリ塚に、世界最強アメリカ軍が向かって来るようなものである。
圧倒的に科学力に劣る地球人に対し、宇宙人が地球文明を尊重し人道的に接してくれる保証などどこにもない。運良く虐殺を免れたとしても、隷属・人体実験は確定だろう。
NASAを始め各国機関は宇宙人との接触を夢見て、発信の痕跡を血眼で探し、また地球の文明を電波で発信し続けている。
しかしそれは”危険な火遊び”である。地球より進んだ文明がそれをキャッチしたなら、たちどころに地球の植民星支配に乗り出すだろう。
人類は生態系の食物連鎖の頂点にして、地球の絶対王者である。それ以上何を、一体宇宙のどこに望もうというのか。