男は一体何歳までならカッコつけても許されるのだろうか。
例えば10代20代、カッコつけ盛りの男なら、何をやってもカッコいい。髪型、ファッション、立ち振る舞い、何をどうやっても様になる。
しかしそれと全く同じことを、36歳の俺がやったらどうであろうか。イタイ。あまりにもイタくて見てられない。恐らく女子の陰口でボコボコに被弾することだろう。
俺は男の「カッコつけても許され度数」を以下のように定義する。
カッコつけても許され度数
=イケメン値×(1/年齢)×業界の特殊性
先に36歳と述べた俺だが、実は嵐のメンバーとほぼ同年代である。けれど俺と同年代の男が5人集まっても、そこにあるのは加齢臭だけだ。
一方でアイドル界においては、同じ30過ぎの男たちがキャーキャー言われる。これこそまさに「業界の特殊性」ではないだろうか。
もっとも俺らパンピーと嵐とでは、「イケメン値」に雲泥の差がある。彼らくらい爽やかな男前なら、普通のサラリーマンだったとしても案外それなりにチヤホヤされるのかも知れない。
さて、俺が深夜アニメに目覚めておよそ1年ほどになる。
深夜アニメの成功のカギは、担当声優の人気にあると言っても過言ではない。自ずと声優業界についても見知ってきたのだが、男性声優業界ははっきし言って異様である。
年齢は俺よりさらに上の40前後、顔はジャニーズには及びもつかない中の上程度。
そんなどこにでもいそうなオッサン声優がアイドルのように振る舞い、女性ファンからキャーキャー言われているのだ。「業界の特殊性」、ここに見たり。
カッコつけても許され度数(↑)
=イケメン値(↓)×(1/年齢)(↓)×業界の特殊性(↑↑)
もし生まれ変わるなら、俺も男性声優になりたいものだ。