小学校時代、俺は社会科の時間にこう習った。「日本は単一民族国家である」。
大人になった今思う、それは許されざる誤認だ。日本は我々大和民族の他にも、まずアイヌ民族がいて、朝鮮系日本人や中国系日本人がいて、その他様々なルーツの血を引く民族から成る、列記とした多民族国家である。そのような極めて重要な認識を、なぜ日本の教育では誤った形で伝えるのか。
昨今の東アジア情勢、中国、韓国、北朝鮮の国家としての振る舞いを、俺は決して肯定はしない。いや、はっきり言ってしまえば俺はこれらの国々が嫌いだ。しかしそれは決して、我が国の同じ土に住まう少数民族を差別・迫害して良い理由にはなり得ないのだ。俺はそれを強調したい。