さて今日は、握力と腕相撲の強さの関係について論じていきたい。
一般に、握力が強い人は腕相撲が強いと言われる。腕相撲においては、手を握った瞬間に相手の強さが分かるとも。握力と腕相撲の強さの間には、確かに強い相関性があることは間違いないだろう。
ちなみに俺の握力は、右45kg左43kgと至って平凡だ。しかし俺は腕相撲が強い。これまで握力60kg70kgという猛者共にも勝って来た。握力で劣る俺が腕相撲で勝る、これは一体どういうことであろうか。
思うにその原因は握力の測定位置だ。握力計で測ることが出来るのは「手の指の握力」（Ａ）である。これに対し、腕相撲に要するのは「手のひらの握力」（Ｂ）だ。これでは腕相撲の強さを、正確に握力計で測ることなど出来るはずがない。
以上、俺の経験に基づく個人的見解である。