愛しい君よ 君は今どこへ
まるで昨日のことのように今でも思い出す
時を越え 形を変え
それでも君には生きていてほしい
あれから千年の時を永らえた
千年の間人の世を 奪い合い殺し合う様を見てきた
それでも人に絶望しなかったのは
遠い昔 君との恋があったから
いつ尽きるとも知れない
この悠久の寿命が恨めしい
もし叶うなら 何度だって生まれ変わりたい
何度だって君と出逢い 君と同じ時を生きたい
愛しい君よ 君は今どこへ
次の千年 その次の千年 君の温もりは消えない
今 君が誰であってもかまわない
ただ君に 君に逢いたい