『ドラえもん』が放つメッセージ!のび太は藤子・F・不二雄の自由で勇敢な代弁者である!! | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

今、俺の中に流れる「反戦」、「環境保全」、「物質文明の功罪」といった思想。それらは果たしてどこで聞き覚えたものであろうか。自身の記憶をどこまでも辿るに、そのルーツは手塚治虫や藤子・F・不二雄の漫画作品であったように思える。


例えば、国民的人気漫画・アニメ『ドラえもん』。基本的に夢やファンタジーに溢れる物語が展開される同作だが、時に戦争や環境破壊の愚かしさを痛烈に批判した回話が描かれる。そして作中にてドラえもんやのび太が放ったメッセージの矢は、大人になった今も尚この胸深くに突き刺さる。


  ◆日本を代表する漫画家といえば?
    (「gooランキング」より)

  1位 手塚治虫 (代表作/鉄腕アトム)  10751票
  2位 藤子・F・不二雄 (ドラえもん)  4715票
  3位 鳥山明 (ドラゴンボール)  3704票
  4位 尾田栄一郎 (ONE PIECE)  2212票
  5位 藤子不二雄A (笑ゥせぇるすまん)  833票
  6位 井上雄彦 (SLAM DUNK)  610票
  7位 松本零士 (宇宙戦艦ヤマト)  517票
  8位 あだち充 (タッチ)  506票
  9位 青山剛昌 (名探偵コナン)  457票
  10位 赤塚不二夫 (天才バカボン)  443票 ※以下略


『ドラえもん』作者藤子・F・不二雄は、「のび太のモデルは僕自身である」と語っている。氏は戦時中に少年時代を過ごし、米ソ冷戦、そして日本の高度成長、激動の時代の中で漫画家として数々の作品を発表して来た。氏はまさに危惧と混迷に満ちた世界を作家として、また一人の人間として見つめて来たのだ。


俺は思う、のび太は藤子・F・不二雄の自由で勇敢な代弁者だったのではないか。氏の人類の過ちに対する警鐘。それは政治家でも有識者でもなく、のび太の声だったからこそ幼き日の我々の心に届いたのだ。そして、次の世代にも。