道端にうずくまる老人が在らば、俺は立ち止まり介抱する!それは偽善ではない、自己満足である!! | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

道端にうずくまる老人が在らば、俺は立ち止まり声をかける。容態を確認して可能な限りの処置をし、場合によっては救急車を呼ぶ。

こうして俺が介抱した老人は、この半生で優に10人を越えよう。それは何も助けた老人たちの為ではない。俺自身が、善行の後は飯が美味いからだ。

しかしこのような俺の善意に基づく行為、それを「偽善」と呼ばれるのは実に心外だ。思うに「偽善」とは、他者に善を施すことでそれ以上の実益を得ようとする行為である。

せめて俺の行為、それは「自己満足」と呼んでほしいものだ。他者に善を施しても、俺には何の実益もないのだから。