オカルト研究家は下手に相対性理論とか持ち出すな!!墓穴を掘るだけだ!! | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

〇〇研究家とは一体何なのか。それは俺でも自称したらなれるのか。UFO研究家、UMA研究家、心霊研究家などなど、世の中にはとにかく胡散くさいオカルト研究家がゴロゴロいる。


彼ら「自称何かしら研究家」がオカルトや魔術妖術の類を、「科学では説明できないもの」として完全に自然科学から切り離して捉えるならば、それを自然科学の観点から否定する理由はどこにもない。しかし俺が心からイタイと思うのは、彼らが自らの主張の根拠として、自然科学を中途半端に、しかも完全に誤った形で引用していることだ。


以前ネットテレビを観ていたところ、Mr.マリックもビックリなほど胡散くさいサングラスのオッサンが、自称UFO研究家として地球外生命体について語っていた。


「実は宇宙人は遥か古来より地球人に接触しているんですよ。例えば浦島太郎。亀に乗って竜宮城に3日間滞在し、戻ってみると地上では300年経っていた。実はあの話、亀は宇宙人で竜宮城は地球外の星だったんです。そしてそれは、アインシュタインが証明しています。相対性理論によると、光の速さでロケットが進むと、3日間の宇宙旅行で帰ってみたら地球では300年経っていた、ということが実際に起こるんです」


それでは答え合わせ。(1)アインシュタインの一般相対性理論は、光速航行を理論上不可能としている。(2)「時間の遅れ」は光速航行ではなく亜光速、つまり光速に近い速度での航行で起こる現象である。(3)百歩譲って仮に光速航行をしたら、船内では3日間どころか1秒たりとも時間は経たない。以上、0点。


オカルト研究家は下手に相対性理論とか持ち出すな。墓穴を掘るだけだ。