8月である。8月と言えばいよいよ間近、あと半年に迫ったバレンタイン。今からチョコレートの準備をしている女子もたくさんいることであろう。しかし考えて見たら俺は、人生最初で最後の彼女からしかチョコを貰ったことがない。つまりこの3年貰っていないことになる。
もし俺がチョコを貰ったら、きっとそれだけを持って富士の樹海に行く。そして救助隊が来るまで、そのチョコレートを少しずつ少しずつ大切に大切に、涙を流し有り難がって食うだろう。そう、俺にチョコをくれた人は、今ならもれなく俺の命の恩人になれるというサプライズが待っているのだ。
という訳で、俺に1ミリでも義理を感じている婦女子諸君。明日でも構いません、俺にチョコレートをください。