天井が私は見つめていた
目を覚ます ここは確かに私の部屋
どれくらい眠っていたのだろう
一体何があったのか 私はまだ思い出せない
左手にきつく握りしめた空の薬瓶
真紅に染められ 雫がしたたり落ちる
朦朧とした意識の中 徐々に蘇る記憶
そうだ 私は死んだんだ
恐怖と高揚 失望と安堵
感情が入り混じって 心の処理が追いつかない
もっとシンプルでいいんだよ
死にたい 生きたい 私はどうしたい
鼓動が高鳴る 呼気が熱くなる
身体が再び動き始める
命を絶つ そんな簡単なことさえ出来ない
私の意気地なし だから生きていく