心が崩壊してゆく瞬間一つひとつ大切に積み上げた感情は、 残酷な結末とともに崩れ去った。 心が崩壊してゆく瞬間の、 断末魔の叫びさえもう届かない。 この目をくりぬいてしまえばいい、 二度とあなたの姿を映すことがないのなら。 この耳をそぎ落としてしまえばいい、 二度とあなたの声を聴くことがないのなら。 私のこの身体が無価値なら、 あなたの手で切り裂いて欲しかった。 私という存在が無価値なら、 あなたの手で絞め殺して欲しかった。