
俺にもまた、無二の親友がいる。
中学以来20年の付き合いになる某氏だ。
某氏はとにかく忙しい。電話こそ頻繁に交わせども、
直に会うのは年に1度あるかないかだ。
しかし俺には、某氏と同程度に親しい友人が、
他に3、4人ほどいる。
けれど例えば、彼らとのエピソードをブログに書く際、
彼らは主に「友人」、「親友」と記すのは某氏だけだ。
そう考えてみると、
「親友」という概念は極めて曖昧である。
「知人」と「友人」の境界が不明瞭であるのと同様に、
「友人」と「親友」もまた、明確なボーダーはない。
思うに「親友」の要件とは、「共通認識」である。
某氏にとってのナンバーワンは俺、
俺にとってのナンバーワンは某氏。
相互解釈が崩れぬ限り、やはり親友は某氏なのだ。
”thanks to him and all my friends”