2大国民的人気長寿アニメと言えば、
テレビ放送開始45年『サザエさん』!35年『ドラえもん』!
忘れちゃいけない、舞台設定はあくまで「現代」である!!
しかし「現代」が30年40年とスライドしているのだ、
もうそこかしこに”時代錯誤”が転がっている。
先日、『サザエさん』を観ていたところ、
まさに衝撃的なシーンを目撃した!
マスオとノリスケが居酒屋で飲んでいる場面。
ノリスケがマスオに対して自分の代わりに、
妻タイコに電話をかけてくれと懇願。
マスオはスーツから携帯を取り出すのかと思いきや…
なんと店の備えつけの電話を借りていたのだ!
携帯持てよサラリーマン!!
その点、『ドラえもん』の舞台背景はどうであろうか?
原作漫画にて、スネ夫が球場でゲットしたという、
”王選手のホームランボール”。
それが10年ほど前のテレビ放送の同話では、
”松井選手のホームランボール”に代わっていた!
また『ドラえもん』においては、”西条ひろみ”、
”ジャイケル・マクソン”、”福山雅秋”等々。
各時代時代を象徴する有名人のパロディゲストが登場!
さらに最近では、スネ夫がタブレットPCを持ち出している!!
まだこちらは、『サザエさん』に比べれば、
設定を「現代」に寄せようという努力が見て取れる。
しかしである!
『ドラえもん』が思いっきりボロを出す瞬間、
それは”のび太のパパの子供時代”だ!!
その時代ののび太のおじいちゃんは和装に立派な髭を蓄え、
のび太のおばあちゃんはモンペ姿。
そして子供時代ののび太のパパは、
坊主頭にランニングシャツ、竹刀を振り回して遊んでいる!
もう戦後丸出しじゃねえか!!
のび太のパパを30代後半とするならば、
その子供時代は80年代後半、バブル絶頂期。
のび太のパパはファミコン世代だ!マリオブラザーズ!!
”古き良き”を残したい!という意向は良く分かる。
そしてそれが両作品が、
時代を越えて愛され続ける所以なのであろう。
しかし『サザエさん』にせよ!『ドラえもん』にせよ!
今後も10年20年と長きに渡り、
テレビ放送を始め各種メディア発信が見込まれる以上!!
あまりにも甚だしい時代錯誤は生じさせぬよう、
最低限の時代考証は求めたいものだ。
◆日本を代表するアニメといえば?
(「gooランキング」より)
1位 ドラえもん 3815票
2位 サザエさん 2856票
3位 ONE PIECE 2304票
4位 ドラゴンボール 2088票
5位 それいけ!アンパンマン 485票
6位 鉄腕アトム 468票
7位 名探偵コナン 444票
8位 ポケットモンスター 420票
9位 ルパン三世 366票
10位 宇宙戦艦ヤマト 315票
(以下省略)