ブログネタ:性格はなかなか変わらないもの?
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最近めっきりと、交友関係も狭くなったまきしまだが、
そんな俺にも”無二の親友”とやらがいる。
中学以来20年の付き合い、友人某氏である。
某氏はとにかく仕事がめちゃくちゃ忙しい。
直接会う機会など、年に1度あるかないか。
しかし電話ならば、月に2、3回ほど取り合っている。
さて中学時代、初めて某氏と会った時。
俺は学年で1、2を争う秀才。
一方某氏は勉強嫌い、下から数えた方が早い劣等生。
そして時は流れて現在。
某氏は大手企業の管理職として活躍、
さらには妻子を抱え家庭を支える、一家の大黒柱。
片や俺は現在無職、当然結婚など出来るはずもなし。
つまるところ俺と某氏、
この20年で勝ち組と負け組が逆転してしまった訳である。
けれど、電話で某氏としょうもないことを喋りつつ思う。
「相変わらずコイツは、中学時代と変わらねえな」
そして恐らく、某氏も全く同じことを言っているだろう。
「やっぱりまきしまは変わらない、昔のまんまだな」
しかしながら、俺は思う。
時間は1秒たりとも無意義には流れない。
ましてや20年という歳月。人間が何一つ変わることなく、
過去のまま在り続けることなどあろうか。
俺が答えるなら、それは否だ。
本人も気づかず、また互いにも気づかず、
けれど確実に俺も某氏も少しずつ変わっているのだろう。
この20年間、もし俺と某氏の間に、
変わらぬものがあるとしたら、たった一つ。
それは互いに最高の友と誇り、認め合う心である。
たとえ境遇や社会的地位がいかなるものであれ。
俺は昔も今も何一つ変わらず、
某氏の長所を敬し、短所を受け入れる。
そして某氏もまた、俺と同じ思いであろう。
その意味において、その関係性において、
俺と某氏は、この先も決して変わることはあるまい。
きっと20年後も、30年後も。