兼ねてより言われていた通り。
AKBが年内にあと1枚ミリオンシングルを出せば、
B'zを抜いて、シングル総売上日本記録樹立!
もっともAKBは、何せアルバムセールスがベラボーに弱い。
シングル・アルバム総売上で
AKBがB'zを上回ることは今後も絶対にあり得ない。
しかしそれにせよ、永劫不落と思われたB'zの牙城。
その一角が、彼女らによって突き崩されることになる。
この快挙達成を目前に、
俺は驚くほどたくさんの”B'z擁護派”の声を耳にする。
「B'zの記録をAKBと同列にするな!」
「B'zが売ったのはCD、AKBが売ったのは握手券だ!」
俺は別にAKBファンではないが、
これらの声に冷静にツッコみたい。
「いやいや、そもそもアンタらB'zのファンなのか?」
俺が中高時代を迎えたのは90年代。
まさにB'zが悪魔的な勢いでCD売上を量産していた頃だ。
しかし当時、
音楽シーンで最大級の支持を集めていたアーティスト。
それは例えばミスチルであり、ドリカムなどである。
それこそ誰もが、B'zの爆発的セールスに首をかしげていた。
そんな世間の疑問に同調していた人たち。
あるいは、その当時を知らない人たち。
彼らが今さらになって、B'zを引き合いに出す。
俺はこれに強い違和感を覚えるのだ。
AKB商法が日本の音楽記録を塗り替える。
それを苦々しく思う気持ちは、非常によく分かる。
しかしだからと言って、今さらB'zを引っ張り出し、
ハンク・アーロンに対するベーブ・ルースのように崇める。
果たしてこれは如何なものか?
◆歌手別シングル・アルバム総売上
1位 B'z 8182万枚
2位 Mr.Children 5912万枚
3位 浜崎あゆみ 5056万枚
4位 サザンオールスターズ 4894万枚
5位 DREAMS COME TRUE 4356万枚
6位 松任谷由実 3946万枚
7位 AKB48 3869万枚
8位 GLAY 3853万枚
9位 ZARD 3746万枚
10位 宇多田ヒカル 3622万枚
11位 SMAP 3518万枚
12位 安室奈美恵 3239万枚
13位 CHAGE AND ASKA 3141万枚
14位 嵐 3048万枚
15位 松田聖子 2966万枚
16位 L'Arc-en-Ciel 2927万枚
17位 globe 2893万枚
18位 Kinki Kids 2606万枚
19位 中森明菜 2538万枚
20位 TUBE 2455万枚