まずは以下のランキングを見て欲しい。
昨年10月放送の日テレ『世界一受けたい授業SP』より、
「教育者に聞いた世界に誇れる日本の名作ベスト50」!!
1位 富嶽三十六景・神奈川沖浪裏 (絵画)
2位 ドラえもん (漫画・アニメ)
3位 それいけ!アンパンマン (漫画・アニメ)
4位 まんが日本昔ばなし (漫画・アニメ)
5位 かさじぞう (童話・絵本)
6位 走れメロス (童話・絵本)
7位 源氏物語 (小説)
8位 はだしのゲン (漫画・アニメ)
9位 ごんぎつね (童話・絵本)
10位 ぐりとぐら (童話・絵本)
16位 SLAM DUNK (漫画・アニメ)
17位 ONE PIECE (漫画・アニメ)
19位 ブラック・ジャック (漫画・アニメ)
21位 鉄腕アトム (漫画・アニメ)
26位 ドラゴンボール (漫画・アニメ)
29位 ルパン三世 (漫画・アニメ)
35位 ゲゲゲの鬼太郎 (漫画・アニメ)
38位 となりのトトロ (漫画・アニメ)
40位 美味しんぼ (漫画・アニメ)
41位 巨人の星 (漫画・アニメ)
44位 機動戦士ガンダム (漫画・アニメ)
47位 ジャングル大帝 (漫画・アニメ)
49位 名探偵コナン (漫画・アニメ)
総合2位に輝いた『ドラえもん』を筆頭に、
漫画・アニメ作品はジャンル別最多となる17作がランクイン!
まさに漫画・アニメは、単なる児童向け作品を越えた、
文字通り世界に誇れる日本のメインカルチャーである!!
ところがだ!
このランキング、俺はどうしても違和感を禁じ得ない。
あの国民的人気作『サザエさん』が含まれていないのだ!!
さらに『ちびまる子ちゃん』、『クレヨンしんちゃん』もまた、
完全に蚊帳の外である。
例えば『ドラえもん』、『ドラゴンボール』、
『ONE PIECE』などの世界的人気作に対して。
『サザエさん』、『ちびまる子ちゃん』、『クレヨンしんちゃん』、
その海外評価は決して高くないと言われている。
『サザエさん』、『ちびまる子ちゃん』、『クレヨンしんちゃん』、
この3者にはある共通点が存在する!
作品テーマの主軸が「家族」であることだ!!
けれど日本固有の家族形態、そこに深く依拠した作風が、
どうしても外国人には馴染みがたいのである!!
しかしである!
「世界が評価する」、「世界に誇る」、
一見似たこの2つの表現、その意味合いは全く異なる。
「世界が評価する」、その言動主体が海外側なのに対し、
「世界に誇る」、その言動主体は我々日本人なのだ!!
たとえ世界の評価が如何なるものであれ。
日本の教育者!
そして次世代を担う子供たちを託された全ての日本人!!
先祖代々より受け継がれし、この日本の文化的土壌!
その上に形を成す、日本の伝統!慣習!家族様式!
『ちびまる子ちゃん』、『クレヨンしんちゃん』、
そして『サザエさん』を堂々と世界に誇って欲しい!!