現在この分野では、日本が目下世界一だろうか。
アンドロイド、人工知能の開発は日進月歩、
その発展はまさに目覚ましいものがある。
子供の頃はまさかと思っていたが…
本当に人類は22世紀を待たずして、
ドラえもんを作ってしまうのではないか。
さて、仮に人間と同等以上の人工知能を搭載した、
アンドロイドが完成したとして。
一体どのような用途が予定されているのだろうか。
例えば、将棋やチェスを指すだけの人工知能など、
無用の長物と思っていたが…
家事、介護、災害救助、軍事…etc
どうやら用途は多岐に富んでいるようだ。
しかし人工知能を搭載したアンドロイド、
もし俺が開発者ならば、全く別の用途を期待する。
ズバリ、弁護士だ。
法廷において、人間の弁護士が相対する以上、
自ずとそこに個人の能力の優劣が介在する。
けれどもし、全く同じ性能のアンドロイドが、
原告、被告双方の弁護に当たるならば…
それこそまさに公正である。
兼ねてより、司法制度には疑問を抱いていた。
真実の所在如何を問わず、
口喧嘩に強い者が全面的に正当化される。
つまり、弁護士個々の能力差によって、
”正しき者””守られるべき者”が決してしまう。
これは実にアンフェアではないか。