野球解説者・張本勲氏。
先日、氏のサッカー・三浦知良選手をめぐる発言が、
サッカーファンの間で大きな波紋を呼んだ。
「もう辞めなさい。いつまでも現役にしがみつくのは見苦しい」
俺もまたJリーグ発足以来のカズファンとして、
怒り心頭に発している一人である。
また氏は、J2リーグの存在定位自体にも言及している。
「J2リーグは野球でいうところの2軍。
そこでどんなにゴールを決めても、まるで話題性がない」
とんだ見識、2軍と2部リーグとでは全く意味合いが違う。
現役時代には通算3000本安打達成。
日本プロ野球記録を樹立した張本氏であるが…
以前、イチロー選手の日米通算4000本安打。
これについても氏は、
負け惜しみなのか、信じられない持論を展開をしている。
「日本とメジャーでは、レベルも年間試合数もまるで違う。
イチローの記録の価値は、自身のそれとは比べものにならない」
つまり、氏の言わんとするところはこうだ。
「もし、レベルが低く試合数も多いMLBに参戦していれば、
自身もまた4000本安打を達成していた」
MLBはレベルが低い。
一体何を根拠に、ならばなぜ挑戦しなかったのか。
厚顔千万、まさに呆れた自尊心の高さである。
J2リーグを軽視するなら、MLBを軽視するならば。
張本勲氏は今すぐ解説者席を離れ、
日本プロ野球より”レベルの低い”マスターズリーグに参戦。
そして、さらに1000本安打を上乗せすればいい。
実際レベルの低いリーグで、自身も生涯4000本安打達成。
その上で、カズをイチローを批判するのならば、
まだこちらも聞く耳を持とうというものである。