生物学・進化論によると。
人間の恋愛行動は、生物一般に見られる、
生殖前の求愛行動ではもはや説明がつかないらしい。
ならば、恋愛とは一体何であろうか?
あくまで俺個人の根拠なき憶測で言うならば…
生物固有の生殖本能に+α、
大脳の肥大化がもたらした人間特有の感情移入であろう。
さて言うまでもなく、
生物の普遍的目的は「生殖」「種の繁栄」である。
その観点に照らした時、人間の肥大化した大脳、
それによりもたらされる恋愛行動とは「過剰進化」ではないか?
「過剰進化」とは、生物のある部分が発達し過ぎたために、
それが返って「種の繁栄」にマイナスに働くことである。
例えば今、A子とB男がいたとして、
両者が互いに性対象として魅力を抱いたとする。
早い話、A子とB男は恋に落ちた訳だ。
もし2人が生殖本能のみに基づいて行動するなら…
A子とB男はさっさとSEX、
それが「生殖」「種の繁栄」のための最も合理的な選択である。
しかし、人間の恋愛行動はそんなに単純ではない。
そしてそのプロセスを誤れば、
A子とB男は生殖機会を逃すことにもなろう。
それは「種の繁栄」において、明らかなマイナスではないか?
もし、人間の大脳の肥大化が「過剰進化」であり、
それが明らかに「生殖」「種の繁栄」の障害となった場合…
数万年~数十万年後、
人間の恋愛行動は、容赦なく自然淘汰されるであろう。
進化論により奪われるのは人間の生殖機会か?
はたまた人間の恋愛行動か?
いずれにせよ、人間という生物は実に面倒くさい。