それは最初で、そしてきっと最後の恋。
かつて私の隣りには、いつもあなたの笑顔が咲いていた。
だけど幸せなんて所詮幻想、幻想はいつか覚めるもの。
あなたは私のもとを去っていった。それは2年前の夏。
泣いて、泣いて、季節に逆らい泣き続けて…
それでも私は、あなたへの想いを断ち切れずに泣いていた。
けれど雨はやがて止むように、夜はやがて明けるように、
いつしか涙も枯れ果て、私はあなたを諦めた。
時が経ち振り返る。まるで夢だったように信じられないよ。
どうしてあなたは、こんな私を愛してくれたの。
愛されること、求められること。
もし知らなければ、きっと私は一人で生きていけたのに。