「先進国」という語の意味は変容した!!
ほんの20年前まで「後発国」という語さえ用いられず、
「先進国」に対義するのは「発展途上国」であった。
そして「先進国」という語。そこには多分に、
経済的優越国というニュアンスが込められた!
「先進国」と「発展途上国」、
両者は間違いなく”経済的区分”を意味していた!!
しかしである!
以下の一覧をご覧いただきたい!
これは2012年度の各国の国内生産順リストである!!
1位 アメリカ 15.65兆ドル
2位 中国 8.25兆ドル
3位 日本 5.98兆ドル
4位 ドイツ 3.36兆ドル
5位 フランス 2.58兆ドル
6位 イギリス 2.43兆ドル
7位 ブラジル 2.42兆ドル
8位 ロシア 2.02兆ドル
9位 イタリア 1.98兆ドル
10位 インド 1.94兆ドル
何も中国に限ったことではない!
ブラジル、インドといった、
かつて「発展途上国」と呼ばれていた国々。
それが今や目覚ましい勢いで経済発展を遂げ、
やがては日本を追い抜き、超大国となることであろう!!
「先進国」という語の意味は変容した!!
「先進国」とそれに対義する「後発国」!もはや両者に、
前者の優越性を意味する”経済的区分”はない。
もし区分があるならば、それは”経済的区分”ではなく、
文字通り単なる”歴史的区分”である!!