俺まきしまは文系学部卒ながら、
3度の飯より科学好き!かなり重症のサイエンスオタクだ。
とか言いつつ、科学史にはさっぱり疎いのだが…
以下、俺の知る限りでザックリと、
近代物理学の発見・挫折・再発見の歴史に触れたい。
古代より物理学は、それこそ数千年に渡り、
世界至るところで、各々独自に考察されてきたのだが…
17世紀、科学史上最大の事件!ニュートンの出現だ。
「ニュートン力学」の登場!以てついに物理学は完成した!
以後200年間、誰もがそう確信していた。
しかしである。
19世紀、実に奇妙な現象が観測される。
水星の公転軌道が、わずかながら変動していたのだ!
これはニュートン力学ではどうしても説明がつかない。
そして登場したのが説明不要!
かの天才・アインシュタインによる「相対性理論」である!
ところがだ。
この相対性理論にも、難癖が付けられる。
分子・原子よりも遥かにミクロな量子の運動、
これは「相対性理論」によっても説明不可能なのだ。
ミクロの世界の探求、そして構築されたのが「量子力学」!
そして現在。
マクロの現象には相対性理論、
ミクロの現象には量子力学、何とも苦しい使い分け。
恐らく用いている科学者自身も、全く以て不可解だろう。
法則を築いては反例発見、法則を築いては反例発見…
このようにして、自然科学は発展して来た。
さて、ここからがようやく本題!
尚、以下は自然科学ではなく論理学のテーゼである。
「全宇宙森羅万象の物理的性質は法則的である」
これが自然科学の大前提である!
しかしである。
「人類が物理法則を構築すると、
それに矛盾する現象が観測される」(プロセスA)
仮に(プロセスA)が無限回繰り返されるとした場合…
「全宇宙森羅万象の物理的性質は非法則的である」
自ずとこのような結論に至ってしまうのではないか?
あるいは。
もし全宇宙森羅万象に法則性を持たせるならば、
論理の逃げ道はただ一つ。
「全宇宙森羅万象の物理的性質は法則的であるが、
人類の(プロセスA)の試行可能回数は有限である為、
人類が全宇宙森羅万象を完全に解明することは不可能である」
つまり、人類の探求能力に限界があるとするのだ!
以上より、俺が思うところを述べる。
全宇宙森羅万象に一律の法則性を期待するなら、
「人類の知の限界」を想定するしかないのではないか?