宇宙人はいるのか? | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

「宇宙人はいるのか?」

この半世紀、プロアマ問わず科学ファンの間で、
このテーマで議論が交わされること、枚挙に暇がない!!

そして俺もまた、そんな科学ファンの一人である!

よって今日は、ない頭と乏しい知識を振り絞り、
このテーゼに対する回答を全力で試みたい!!



「宇宙人はいるのか?」

まずこの問いには、二重の疑問が内包されている。

(1)宇宙人は存在するのか?
(2)(宇宙人が存在したとして)宇宙人と遭遇出来るのか?

ここでは、これらを分けて書き進めていく。



(1)宇宙人は存在するのか?

まず地球外生命体が誕生する為には、十分な、
炭素、水素、酸素、窒素、そして液体の水がなければならない!

太陽系の地球以外の惑星を見渡す限り…まあ絶望的であろう。



しかしこの広い宇宙には太陽のような恒星が、
2000億×2000億個存在し、それぞれ複数の惑星を抱えている!

そしてその中には、
生命誕生の条件が揃った惑星が存在するかも知れない!!



だがしかし!

「宇宙人」とは地球外生命体のことではあるまい、
地球外”知的”生命体のことであろう!!

そして俺は声を大にして言いたい!

「生命は必然的に知的生命に進化する訳ではない!!」



多くのアマチュア科学ファン、中には専門家までもが、
生命に十分な時間があれば、知的生命に至ると妄信しているが…

知性獲得は、間違っても生命の最終目的などではない!

進化の過程におけるそれこそ無数の選択肢、
その中の一つに過ぎないのだ!!



我々の祖先は、大規模な地殻変動により、
住み家たる森林の深刻な枯渇に見舞われた!

そして効率的に餌を採取する必要に迫られ、
”たまたま”大脳発達という手段を選んだのだ!!



従って、仮に宇宙のどこかに生命が存在したとしても…

我々人類の祖先と全く同じような境遇に晒されない限り、
地球外知的生命体は誕生しない!!



(2)宇宙人と遭遇出来るのか?

では、百歩譲って地球外知的生命体が存在したとして、
我々は彼らと遭遇出来るのだろうか?



宇宙は広い!とてつもなく広い!

1秒間に地球7週半分、この世で最も速いとされる光が、
何千年、何万年とかけてやっと到達出来るほどバカ広い!!

その広大な宇宙に、マッハいくら程度の速度で繰り出そうなど、
言語道断!それこそ論外も甚だしい!!



しかし広大な宇宙のどこかには、地球よりも遥かに発達し、
亜光速航行を達成した文明があるかも知れない!

しかも何とも好都合!

相対論によると、光に近い速度で進む宇宙船の船内では、
時間の経ち方が遅くなり、彼らはほとんど歳をとらないのだ!!

これはもう、宇宙人の飛来を待つしかない!
宇宙人様、ぜひとも地球にお立ち寄り下さい!!



ところが昔、偉い人が言った「そうは問屋が卸さない!」
ちなみに偉い人とは、アインシュタインのことである。

先ほど、亜光速で進む宇宙船の船内では、
時間の経ち方が遅くなると言ったが…

宇宙船の外ではしっかり時間が流れているのだ!!



例えば、遥か1万光年の彼方から、
わざわざ宇宙人様がおいでなさったとする。

亜光速の宇宙船内の彼らにしてみたら2泊3日程度の小旅行、
「そうだ、京都へ行こう!」ぐらいのノリであろう。



しかし往復実に2万光年!この小旅行、少しばかり高くつく!

いざ地球から戻ってみたら、故郷の星では2万年が経過!
母なる文明は滅び去って跡形もない!!

一体どこのバカ星人が、
そんなリスクを背負ってまでわざわざ地球などに来よう!?



「宇宙人はいるのか?」

延々と述べて来たとおり、俺の個人的見解は以下である。

地球外生命体の存在は大いに見込めるが、
それが知的生命体である可能性は極めて低い!

そして仮に地球外知的生命体が存在したとしても、
我々が遭遇できる可能性は0に等しい!!