【妄想劇場】 静かなる海 | まきしま日記~イルカは空想家~

まきしま日記~イルカは空想家~

ちゃんと自分にお疲れさま。

その静かなる海には、
生命の源たるタンパク質が満ち満ちていた。

微細な単細胞生物は、
栄養源たるタンパク質を摂り込み、複雑に進化していった。

しかしその静かなる海に、やがて天変地異が訪れる。
太陽から大量の紫外線が降り注いだのだ。

海底面は黒く焼けただれ、
多くの生物が太陽に焼かれ、死に絶えた。

しかし環境に順応したわずかなる種はさらに進化し、
今まさに知的生命体へと変貌を遂げようとしていた。

そして世界の終りが訪れた。
未曾有の大洪水が海ごと生命を異空間へ押し流してしまった。





「A子の肌っていつもみずみずしいよね」
「そう?でも太陽に当たるとすぐにシミになるんだよね」

「そうなんだ。結構マメに洗顔してるの?」
「毎晩寝る前にしっかり洗ってるかな」