どうも、おはこんばんちは。ボクです。

 

てるてる坊主最新話更新したので未読の方は↓からどうぞ。

 

 

 

 

 

 

やり切りましたよ。

 

(›´ω`‹ )

 

これはダメだろうなぁ・・・と思ったら普通は途中でやめますよ。

 

全116ページ。一話目の32ページ以降の残り80ページ、失敗と確信したまま3か月間

描き続けることの辛さ、これは創作人生で歴代トップでキツかった。

 

CG集の時も地獄の作業でしたがあれはある程度ユーザーにも受けるだろうと

確信があったし、最低限の収入にもなるので最長1年がかりでも乗り切れました。

何よりあの頃若かった。

 

しかし今回はですよ

 

1円にもならないことが確定していて

 

この状況で商業とまではいかなくともそれなりの作画クオリティで

 

 

やり遂げた。_:(´ཀ`」∠):_

 

もう解放された感しかない。

 

やっと、やっと次の話を描ける。

 

やり遂げた自分を褒めてやりたい。

 

 

 

かつて少年誌の編集者に言われたことがあります。

駄作でも良いからとにかく完成させろ

やり切らないと見えてこない物もある

 

その通りだと思います。

 

私は一度手を付けたものは途中で投げ出しません。

一つずつ順番に片付けていかないと気が済まないのです。

これが終わらなきゃ次を描けないんです。

 

そもそも作者として1話だけ描いて別の話に手を付けるなどは言語道断だと思ってます。

 

 

 

 

今回の話で得たものは沢山あります。

いつかこの苦労が力になる。1円にもならないけど未来の自分への投資だと考えます。

全て次につなげたい。

 

忍耐と根性が私の最大の武器です。

 

 

↑今回の話で一番気に入ってるコマ

 

 

  なんでこの話を描いたのか
 

 

まずてるてる坊主のメインテーマがあってそれに入る前に

改めてこの作品の設定を見せたかったんです。

そのためにもう一回テリーとすずめに仕事をさせたかったのです。

 

ユーチューバーという仕事、インフルエンサーという設定、二人の関係性

そして除霊。

 

舞台もネットで流行っている心霊スポットを自分なりの解釈で表現したかった。

 

これら全部を満たした物語をどう作るか?

 

どうすれば導入から中盤、終盤と読者をつなぎとめられるか?

どんなドラマが出来るか、そのためにはどんなゲストキャラが必要か?

 

それらを考慮し結果的に肉付けが多くなり膨大なページ数になってしまいました。

 

 

なかでも構成面は工夫したつもりです。

導入では館への興味で引き込む、2話では仕事っぷりと安堵からの予想外の展開、

3話ではダレないように動きのあるシーン、4話では一転して過去とのつながりを見せる

5話で簡潔にまとめテーマへの答えを出す。

 

完璧にやったつもりが自分で見返すと・・・うーん。

やっぱりキャラや世界観ではなく展開から考えてしまった弊害でしょうね。

 
 

 

  失敗の原因

 

まあ、第一話のあとがきで描いた通り、物語の作り方を間違えました。

 

物語の筋書きありきで作ってしまったので大分俯瞰したつくりになってしまいました。

軸となる視点持ちのキャラクターが居ません。

これは感情移入に大きく関わってきます。

 

セッティング的には沢村がその立ち位置なのですがそうすると完全に別の話になってしまうので

強引に「てるてる坊主」にした結果表面的な話になってしまった。

 

上記が影響して世界観と登場人物の内面を軸に出来なかった。

キャラの動きが無く結論をセリフで言うだけにとどまってしまった。

特に最終話。終始受動的でこれは典型的な失敗パターンです。

 

ただしドラマの構成としては成立しているのである程度の感情移入は出来たと思います。

 

今回の話が良かったという人が居るかもしれないので

これ以上ダメだしするのはやめときます。

 

 

 

  キャラクター

 

今回の軸となる沢村ですが結構気に入っています。

 

年齢は60歳ぐらい

身長も高くスタイルが良いです

どことなく手塚治虫風のデザインを取り入れてます。

「ピノコ」とか「キリコ」とかの叫び声とかは手塚ネタです。

 

性格と動機のギャップに拘りました。偉そうな見た目、不遜的態度ですが幼少期の思い出を

大切にしているところがチャーミングです。怖いものが苦手な所もギャップで良いです。

幽霊について今回で多少理解が深まったようです。

 

普段は大きな病院で院長をしています。

せっかく作ったキャラなのでこのキャラいつかまた出します。

 

 

 

樹里

 

2002年ですからモー娘の時代ですね。

当時金髪がやたら流行っていた記憶です。

ヤンキーはなぜかシャカパンを履く法則です。

来ているシャツも97年ぐらいに流行ったブランドで今はもう検索しても出てこないですね。

なぜかグレイタイプの宇宙人が流行っていた時期がありました。

 

内面的には作者自身の分身です。

ストーリーが引き立つように不良からキャリアウーマンみたいな変化をさせました。

このキャラも機会があればまた出します。その時は多分「今」が楽しく思えている状態

で出したいです。

 

 

 

 

 

 

  ラストのオチ

 

沢村がどちらの選択をするのか?

最後まで迷いました。

 

他人の思い出の地でもあることを理解した上でやはりマッドハウスを終わらせるのか?

今回の経験を通して少しだけ寛容になりこのまま放置するのか?

 

どちらでもいい気がします。

ただ自分は心霊スポットはいつまでもグレーであってほしいし、

その文化が好きなのでこちらの選択をさせました。

 

物語として肝心なのは沢村の心が少し動いたことなのです。

 

 

最後は心霊スポットの無加工写真で締めました

 

 

バケタンというのは霊気を察知する装置で色によって危険度が分かります

まあいわゆるオカルトグッズですね

 

スピリットボックスは霊と交信するトランシーバーのようなものです

これもいい感じに胡散臭くて好きです。買おうとは思いませんが笑

 

  音楽と創作

 

 

物語を描くにあたって私には歌が非常に重要な役割を果たしてます。

今回はglobeのPrecious Memoriesです。

これがアラフォーになった樹里と歌詞のイメージがぴったりです。

昔は好きじゃなかったのですが年取ってからはこれが刺さる…

 

 

 
 
ネーム段階では色んな物語を作ってますが自分の中でテーマソングがある話が結構あります。
その場合毎回紹介していきます。
 

 

 

  今後の展開

 

 

考えてますよぉʅ(◔౪◔ ) ʃ

 

序章は終わりです。

ここから壮大なテーマが始まります。

 

それについては今後のブログで書いていきます。

 

それでは今回はこの辺で。