タカボンの台は30/Kの回りだった

 

 

あ○くらの打ち子達の台もそこそこ回っていたに違いない

 

 

何故なら釘が◎だったからや

 

 

夕方頃にはパトラッシュのシマはお祭り騒ぎに成っていた

 

 

A店の店長はその様子を見ながら満更でも無い表情を浮かべていた

 

 

タカボンはこいつ馬鹿かと思った

 

 

今居るあ○くら軍団なんて客でもなんでも無い

 

 

奴らは釘が締まればA店なんて見向きもしない

 

 

ずみたつ氏に言うところのいなごの大群と同じ

 

 

そんな奴らばかりで賑わったとしても店には何のメリットも無い

 

 

にも関わらず閑古鳥が鳴いていたパトラッシュのシマが動いて居るからと満足げな顔をしてるとは!?

 

 

全く呑気なもんや

 

 

結局10日間に渡りあ○くら軍団は抜きまくり、パトラッシュの釘が締まった後彼等の姿は消えてしまった

 

 

A店はこの間に打った大赤字を回収すべく、釘を全台ガチガチに締め営業した

 

 

しかし回収しようにも客が居ない

 

 

また一現客が入って来ても二度と来るもんかと怒って帰るのが関の山だった

 

 

だって43玉交換で15回位しか回らんねんもんな

 

 

正に悪循環の極み

 

 

もしあ○くら軍団が来襲した次の日にしっかり対処して、彼等が去った後に赤字営業をしたならまた違った結果が出たに違いないのに…

 

 

とにかく麻原焼香はこの10日間で100万円以上の粗利を得たに違いない

 

 

ここであ○くら打ち子軍団のシステムを少し書く

 

 

断っておくが、この話は知り合いから聞いた話&かなり前の話なんで信頼度は魚群並しか無いので悪しからず

 

 

打ち子の日給は8K

 

拘束時間はほぼ終日

 

番頭は投資金額を全て持つ

 

回収金額も全て得る

 

そして番頭はあ○くらの本部に打ち子一人頭4Kバックする

 

 

つまり打ち子が10K使い30K出したとしよう

 

 

番頭は30K-10K=20Kの中から打ち子に8K支払う

 

 

そしてあ○くらの本部に4K支払う

 

 

結果番頭の手取りは20Kー8Kー4K=8Kとなる

 

 

この人数分が番頭の手取りとなる

 

 

打ち子が勝てば番頭の手取りは上がり、負ければ番頭は金が無くなる

 

 

良い店を持って無い番頭はパンクするって事や

 

 

ちなみにあ○くらの打ち子の総数は200人とも300人とも言われて居る

 

 

このあ○くら本部の儲けがどのくらい有るかは想像にお任せする

 

 

そして数ヶ月後

 

 

大馬鹿なA店の対局に位置する○ルガに、あ○くら打ち子軍団は来襲したのでした

 

 

次号へ続く

 

 

長い前置きが漸く終わり、次回からバトルスタートや

 

 

10時

 

 

開店と同時にタカボンはパトラッシュのシマに行き専用台を押さえた

 

 

あ○くらの打ち子達もパトラッシュになだれ込んで来た

 

 

しかしパトラッシュのシマにはタカボンとあ○くら軍団しか居なかったので、あ○くら軍団はゆっくりと台を選び始めた

 

 

20人居る中に釘を見れる奴が2~3人居て、そいつの指示に従い順に席に着いていった

 

 

席に着くと万札をサンドに入れ打ち出すんや

 

 

何故千円札じゃ無いのか?

 

これには訳が有るんや

 

 

番頭は前もって一万円づつ打ち子に渡す

 

 

そして当たると残高の有るカードを回収するんや

 

 

そうする事によりちょろまかしを防止するって訳や

 

 

5Kしか使って無いのに6K使ったとか、平気で言う連中を雇っとるからな

 

 

勿論千円毎の回転数をメモし、番頭に知らせる

 

 

それを見て番頭は続行さすか、台移動させるか判断するんや

 

 

持ち玉になったらカップで計量した玉で何回まわるかをメモし、これまたそれを番頭に知らせる

 

 

タカボンの隣には60才位の虎柄のスパッツが似合いそうなばぁちゃんが打っていた

 

 

そこへ麻原焼香がやって来た

 

 

 

麻原

回って無いな

 

 

ばぁちゃん

はい

 

 

麻原

おかしいな

 

釘も良いし 朝は回ってたのにな

 

ちゃんと止め打ちしてるか?

 

 

ばぁちゃん

はい

 

 

麻原

ちょっと俺が打ってみる

 

 

 

そして麻原が打つ

 

 

そこそこ回る

 

 

 

麻原

イケる 多分下ムラや

 

 

そう言ってばぁちゃんに打たす

 

 

ばぁちゃんの玉筋を確認し、麻原焼香は安心した表情を浮かべながら持ち場に移動するんや

 

 

しかしまたやって来る

 

 

ばぁちゃんの所へな

 

 

なぜならこのばぁちゃん

 

止め打ちしてるん、麻原焼香が見てる時だけやからな

 

 

他はずっと親父打ちや

 

 

こんなふぃーばーちゃんやファンキー親父

 

そしてプー太郎や食い詰めた元プロ(これが釘を見る係)を雇い、上がりをピンハネするのがあ○くらの番頭の仕事なんや

 

 

そんなタカボンとあ○くら軍団のお陰でパトラッシュのシマは俄かに活気づいてきたのでした

 

 

そしてその状況をシマの入口から見て居た人物が居ました

 

 

それはA店の店長でした

 

 

次号へ続く

 

 

 

その翌日

 

 

タカボンはいつもの様に銀爺と二人っきりでA店の前に並んでいた

 

 

銀爺はスポーツ新聞を丸めバットを振る仕草をしながら今岡の悪口を言いはじめた

 

 

なんじゃ

 

あの腰の引けたバッティングは

 

あんなオカマ野郎はクビじゃ

 

 

つい先日はあいつは男の中の男やと言っていたのはタカボンの気のせいなんやろか

 

 

しかしこれくらい過去に捕われない性格じゃ無いと同じ台を5年も打ち続けられんわな

 

 

タカボンは何時も通り当たり障りの無い返事をしながら二人っきりで開店時間を待っていた

 

 

いつもなら10時まで誰もこない並びのヌルい店だった

 

 

しかしこの日は何時もと様子が違っていた

 

 

9時40分頃に成ると見慣れぬ客が現れたんや

 

 

しかも20名

 

 

 

たまにスロットのノリ打ちのグループが4~5人現れる事が有ったが、彼等がそれとは別モノだと言うことは雰囲気で直ぐに感じ取れた

 

 

 

ぞろぞろと20名の団体で現れたんやから、仲間で有る事は確実

 

 

しかしツレにしては何やらよそよそしい感じがした

 

 

しかもその年齢層の広さもハンパ無かった

 

 

下は高校生から老人まで

 

 

そして男女入り乱れていた

 

 

分かりやすく言うと、若い女以外は一通り揃って居たって感じやな

 

 

そして彼等は皆、金の無さそうな&やる気の無さそうなオーラを醸し出していた

 

 

銀爺はタカボンに言った

 

 

銀爺

おぃ 今日 何か イベントなんか?

 

 

タカボン

いいや

 

今日は何も無いで

 

 

それにイベントやっててもどうせガセやんか

 

 

タカボンはわざと彼等に聞こえる様に銀爺に言った

 

 

ほんならお前は何で並んでどるんじゃと突っ込まれそうだが、まだそんな突っ込みをされた事はタカボンは一度も無かった

 

 

流石 大人の社交場やな

 

 

そしてタカボンは列から少し離れた場所に居る麻原焼香を発見した

 

 

麻原は冷たく凍るような視線で奴等を見ていた

 

 

修行しろ 修行…

 

いや違う

 

しっかり打って玉を出せと

 

 

ヒキの弱い奴はポア…

 

いや

 

クビにするぞ

 

と言わんばかりの視線で奴らを見ていた

 

 

タカボンは麻原が番頭で他20名が打ち子で有る事を確信した

 

 

そしてこの番頭が2ちゃんに度々登場している麻原焼香で有る事も

 

 

そして10時を迎えた

 

 

次号へ続く