こんな雨の日、元気だった母は… | 本当にひとりごと

本当にひとりごと

自分の人生が自分の為だけのものになったから、もう好きな事だけで生きていく

なんかな~もうネタないなぁって

思うんだけどやっぱりまだ

もうちょっと母を偲んで

ちょこっと書きたくなっちゃうな。

 

寝たきりになる直前まではさ

けっこう認知症が進んで

何が一番大変かって

独りになることを嫌ってたの。

 

いくら目を離さない方がいいって

思っても四六時中は難しいでしょ。

買物とか仕事とか諸々…

 

でもね、買い物は絶対一緒に行くって

いうし、ちょっと銀行まで、とか

ちょっとポストに手紙出すとかでも

一緒に行くって言うの。

 

結局毎日、雨が降ってなければ必ず

「ちょっと散歩してこようか」ってね。

まぁ花見の時期とか、天神様で花祭りを

やってる時とかはね、もう来年は

見られなくなるかもしれないからって

出かけて行ったけどさ

 

毎日よ毎日。さすがに1日2回はないけど

近所の公園やら遠くのスーパーまでやら

あちこち出かけまくったわ。

行きと帰りは違う道通ってね。

 

近隣は運河がいっぱいあった地域だから

埋め立ててあちこち公園にしてあるんで

マラソンコースできるほど

距離があるのよね

 

車椅子押して歩くにはちょうど良かったんだな~

桜並木だったり、彼岸花がいっぱいとか

水仙がいっぱいとか…梅やら薔薇やら

ほんっとにもう一年中楽しかったかもしんない。

 

野草とか木なんかも本を買って名前を

覚えたりして片道2時間くらいかかる場所だって

平気で車椅子押して歩いてたわよ。

 

でもさ、朝から雨降ってずーーーっと

15時過ぎくらいまでやまなかったりすると

全然外に出られなくなるんだよね。

 

だいたい外に出ても日が暮れる頃までには

帰宅するようにしてたから。

遅くなるともう出られないって思ってたみたい。

まぁ遅いと夕飯もお風呂も遅くなっちゃうしね。

 

そう。今日はね、昨日の夜から雨だからね

こんな日の母はベッドに座ってベランダの

外をながめて…

「雨やまないから散歩行けないかな」

ってつぶやいてたんだ

 

こればっかりはね~どうにもできないから(^^;

どうしても出たかったら駐輪場にでも行って

くるくる廻ってくるしか(笑)

 

私はさ、たまには出かけないでいいんだな~

なんてちょっとホッとすることもあったけど。

でも外に出るのって気持ちいいよなぁ。

 

お昼ご飯はコンビニとかスーパーで

ちょこっとお弁当やお菓子を買って

公園の椅子とか商業施設の休憩スペースで

食べちゃうんだよ。

 

毎日がちょっとしたピクニックだったね。

今の時期なら八重桜やらツツジやら

サツキでしょ~、そろそろ藤も満開だね

見なきゃいけないお花がいっぱいだ

 

それなのに、雨かぁ~

って残念そうに外を見てる母を

ちょっと思い出しちゃった…

あ、でも遺影の写真はめっちゃ笑ってるや

天国かどっかで父と花畑でも散歩してるかもな。

 

私が逝く頃はまだ居るんだろうか。

もう若くないからなぁ( ・_・)

一緒にまた散歩したいね