身内ではないんだが…
私の仕事の存続にも関わる大切な人の話。
ピアノ教室として部屋を貸してくれてる方が
腸閉塞で入院しちゃって。
年齢が92歳ってこともあり、絶食治療の末
腸閉塞は問題なくなったものの
嚥下能力が落ち、認知症が進行し・・・
退院どころかいつ何があっても
おかしくない状態だということになってしまった。
娘さんも、もし嚥下できなくて点滴に
なったらそれは延命なんじゃないか、やらない方が
本人の為なんじゃないか、と思ってるって話だったし。
公営住宅なので、住人が居なくなれば即退去を
させられるため、教室もできなくなるのよ。
お金無いから別の場所になんて引っ越せないしね。
ピアノの置き場すら無くなっちゃう状態なのよ。
まぁ今すぐどうこうするではないにしても
退院できたとして独り暮らしが出来るとは
思えないから親族が見れない以上、施設に
入居って事になるんでやっぱり教室は
存続不可能話が99%だったんだ。
先日、ピアノレッスン中に娘さんと義娘さんが
大荷物を持って帰って来た…
なんだその荷物は…まさか、まさか!!
レッスン終わって帰りがけにちょっと
お話大丈夫?って聞かれて…
はいっはいっだいじょぶですっ!!
大きな荷物を持ってたのは
今日、療養型病院に転院してきて
今帰ったところなんですよって。
おうぅっ?もう転院したのか。
でも老人ホームとかじゃなくて
やっぱり病院なんだね。
でね、認知症はあるから
多少マダラにわからなくなったりはするけど
大きな声は出すし、動けるし
身体的な部分では数値上健康になってるんだって。
思えば高血圧や糖尿病が
めちゃくちゃ重症で大腸がんもあったし
あちこち悪かった人なんだよなー。
それらが良くなっちゃったんだって。
ん~よく死期前のなか治りなんていうのも
あるからなぁと思いつつもさぁ
入院していた病院からは
もううちの病院を出られずに
ここで最期を迎えるでしょう
って言われてたらしいんだけどね。
なか治りしても数日しかもたないけど
転院までこぎつけられたって事は
本当に快復傾向にあるんじゃないのかな。
うちの母もそうだもん。
脳出血で親族を呼んだ方が良いって
状態になった後に、なんだか
様子が元気になっちゃって。
きっとなか治りなんだろうって
思ってたらそのまま継続しちゃって。
目を覚ましてる時間増えたし
声出したり反応も増えて結局
半年以上経過したもんね。
大丈夫。家に帰るのはそう簡単では
ないけれど。もしかしたら誰か
一緒に住んでくれるかもしれないし。
そう。交代でね、1週間ずつとか
同居してくれればいいのにね。
実際にそうやって何人かで面倒みてた
家族を知ってるからね~。
寝たきりのうちの母とは違って
入院するまで一人暮らしで来てたんだから
病院出られればもっと回復するんだし。
まぁ転院は仕方がないよね。
病院は3カ月で追い出しにかかるから。
まだ嚥下リハと身体のリハビリ中だろうけど
治療するところ自体はないのかもしれないな。
もうちょっとピアノ存続できますように。
頑張って欲しいや。
来月から1人生徒さん増えちゃったしね。
募集なんかしてないんだけど、
いま来てる生徒さんの妹さんだから。
当然承りましたんで。
しばらくはレッスンしたいもんね~
年齢からしたら奇跡的な快復だと思うけど
まだまだ人生終わらせられない役割が
あるのでしょう。うふふ