89歳 12月4日 認知症日記
夜2時半頃
寝ていると突然声が聞こえた
「かつい!かつい!
こんなにかつくして!
どっか持って行くの?
私どっか持って行くの?
かっつーーーーい!!」
(~_~;)えぇぇ~っと・・・
かつい~って、なに?
どっか持って行くって何?
意味わからないし
もしかしたら
寝ぼけてるかな~と
思ってちょっと無視・・・
「ゆうちゃん?ゆうちゃん?
起きてる?寝てる?」
用があるのかな?ゆうちゃんて誰やねん
「じゃぁあきお?あきちゃん?
起きてる?寝てる?」
あきおは実弟でしょう
もうお亡くなりしました・・・
「誰か起きてない?
みんな寝てるの?」
いやみんなって・・・
貴方と私の二人暮らしでっせ(;^_^A
「娘は?娘もいないの?」
と、やっと娘の実名が聞けたので
"なに?" と起きて電気をつけた
「かついけどこれどうするの?
かっついよーーー」
と、腰回りを指さした。
"なんにもないけどなぁに?"
と布団をめくってみせる。
入院中の夜中は危険防止として
ベッドに拘束されるので
どうやらそれ思い出して
動けないと思い込んだんじゃない?
でもかついって何?
かたいってことかな?謎じゃ
"別に何もやってないよー。
病院で寝てる時は暴れたから
動けないようにしてあったんでしょ。
ほら、今は何にもないよ"
腰のあたりをぽんぽんっと
触ってみせた。。。
「ほんとだ。ないのか。
ふぅぅぅん」
やっぱり入院すると
あまりいいことないなー
うなされてたのかも(^^;
"まだ夜中だから寝るよー"
と、電気を消そうとしたら
もうすでに寝ているもよう・・・
まあゆっくり寝てちょうだい(-_-;)