私も家を出る宣言 認知症日記 | 本当にひとりごと

本当にひとりごと

自分の人生が自分の為だけのものになったから、もう好きな事だけで生きていく

88歳 8月12日

 

母娘二人暮らしなのに認知症で

娘が認識できず、介護されているのに

娘がいないと怒り・・・

独りで家に居ることを嫌う母。。。

 

夜、テレビを観ながらうたた寝しているので

ちゃんと寝るよう促し、ベッドで横になった。

寝ていたと思ったのに・・・・

 

「これからまた行くのか」

「そうか行くのか」

「ふん」

 

いきなり一人で勝手にしゃべりだした。

 

「ひでみさん、一本ちょうだいよ」

"名前が違うよ"

「ひでこさん・・・」

"違うっ"

 

何を一本欲しいのか知らないけど

娘の名前出てこないじゃん┐(´д`)┌

・・・なんだか怒り出した。

 

「もう!行くならさっさと行きなさいよ。

行けなかったから遅くなったけどって

言えばいいでしょ。

向こうで待ってるんじゃないの?」

 

えーっと。何の話なんだろなー

 

「あんたたちは、いいようにやるんだろうけど」

「まったくどーしょもないねー」

 

私は出かけるなんて一言も言ってないのになぁ。

もう夜だよ。これから寝ようってのに。出ないって。

えらいしっかりした口調で早口で・・・

認知症の症状出てる時なんだな(~_~;)

 

「明日、朝になって誰も来てなかったら

あたしも出て行くからね」

「明日朝ご飯作るわけじゃないんだし。

服着て行こう」

「あぁ~お金がなかったわ~。

お金がありませんでした~だ」

 

よくしゃべるな(;^_^A

何がなんでも私が出かけると思ってるんかい

家に一人になったら自分も出て行くって?

何度も強調して言ってるけど・・・

実際は伝い歩きが出来なくなる玄関から先へは

一歩も出れませんよね(⌒▽⌒)

 

出られるもんなら出てみぃ(-.-)

 

"どっこも出かけるなんて言ってないんだけど?

それに朝、来るんじゃなくてずっと居るんだからね"

 

「あんたたちがどうしようと知りませ~ん」

 

"あんたたちっていうけど、母と娘の

2人しかいないんだよ?"

 

「だって見てるんだから。

かずこさんと、なんだかと、かずと・・・

男が二人くらい全部で五人くらい

あたしはちゃんと見てるんだから」

 

"そっかーわかったー。本当はそれ全部

娘の私一人なんだけどねーっ"

 

「あーそーですかー

もうわかんなくなるから

おやすみなさーい。私は眠れませーん」

 

投げやりねぇ。まぁ追及されるよりいいけど。

男がいるってか(-_-;)私が男に見えるわけ?

 

私を認識できず他人に見えるのか

本当に幻視として他人が見えてるのか

・・・どっちかはわからないんだけど

 

だいたい複数同時に人がいるとは言わないのと

誰も居ないところに対して反応したりしてない

ところを見ると・・・私がいろんな人に

見えてるだけなのかなぁとは思う。

 

このまま寝ないでいるつもりかな。

私も眠れなくなる可能性あるな(~_~;)

 

「あー耳がかゆいっ」

 

と言うので耳かきしてさしあげまして・・・

途中でウトウト始めて。。。あぶねーっ(^^;

 

そのまま寝ちゃいましたわ。

明日の朝は覚えてるのかなー

とりあえず私も今晩は眠れるでしょう。