【タナ】という概念
皆さんこんにちはMAX田中です✨
先日、ベリーパークinフィッシュオン!王禅寺のイチロー池リフレッシュオープンへお邪魔しました✨
金曜日の18時20分からという事もあり、仕事を終わらせてレッツゴー
王禅寺のイチロー池が開くと、本格的なエリアシーズン到来という感じになりますね
今回はイチロー池のリフレッシュオープン!
そりゃ、もちろん魚の活性は高い状態で入れ喰い状態を期待したいところですが、どんなに活性が良くても適当に投げていたら釣れる事はありません
ここで考えなくてはいけないのは魚がどこにいるのか
魚がどこにいるのかというのは、「イチロー池ですよー」って事ではなくて…
魚のレンジ、つまり【タナ】です
【タナ】というのは、魚の深さであり、魚がどの層にいるかという事です
よく私が釣りをしていると、「何色で釣れてますかぁ?」とか、「どのルアーが釣れますかぁ?」とか聞かれますが、たとえルアーの色がアジャストしていても、どんなに釣れるルアーを投げていたとしても【タナ】が合っていなければ全く釣れなません…
それくらい魚のいる層【タナ】は大切です!
特に王禅寺イチロー池の水深は約4メートル
魚は4メートルの深さの中で、その時々で居心地の良いところに集まります
そこをルアーが泳がなければ、魚は一向に釣れません
では、魚のいる【タナ】をどの様にして見つければよいのか
※今回は活性の良い魚を効率よく釣るため2g前後のスプーン、ルーパー2.1gと、クラウン2.5gを使用しました
私の場合、まず使用するルアーでボトム着底までの時間をカウントします
※カウント時間は自分に合ったスピードでOKです
例えばそれが12カウントでボトムに着底したとしましょう
※ボトムの着底の合図は、ルアーが水中を落ちる時に張っていた糸がフケたタイミングです
12カウントで着底したとすれば
カウント【1〜4を表層】【5〜8を中層】【9〜12を深層】と3分割に分けて探っていきます
そして、セオリーは表層レンジから魚を探り、アタリがなければ深い層へ落として行くという具合です
例えば、1から12の各層を引きましょう
カウント1から4を引いても当たらない、カウント5でも当たらず、6で触りがあったが掛からない、その場合は5から8の中層を細かく探ってみます
そうすると、カウント7で釣れたり、8で釣れたりする場合があります
そこで魚のいる層がわかるので、魚の多くいるボリューム層を効率よく探す事ができます
また、今回の例えの様にカウント5〜8の中層レンジで釣れるなら、あえて深場を探ってみてあたりがあるのか、ないのかを確認してみると、中層レンジに確信がもてたりもします
この、スプーンの様な沈むルアーで【タナ】を探ることを【カウントダウン】といいます
魚のいる層を探す事は、活性の良い魚に限らず、どんな状態でも【タナ】を見極めるのは大切です
普段の釣りでも、表層に魚がいるのに、ボトムを引いても釣れません…
また、ボトムに魚がいるのに、表層を一生懸命引いても釣れません…
例え、魚が釣れる層を見つけたとしても、1日の中で風が吹いたり、曇ったりとする変化で魚の層は常に変わります
エリアトラウトで、なかなか釣果を出さないというアングラーは、まず【タナ】を意識して釣りをしてみてください
参考になれば、私も王禅寺には長い間通わせていただいておりますが、イチロー池の大量放流の場合魚は大体沖のボトムにつく傾向があります
今回の様に大量に魚が放流される場合は、2gから3gの重ためのスプーンを沖のボトムまで落として、巻き上げで釣ってみてください
ムカイのスプーンでは、クラウン2.5g、岩魚スプーン3g、ルーパーなどがおすすめです
今週末には、ジロー池もオープン予定との事ですので、エリアトラウトハイシーズンを楽しんじゃってください
トラウト視力
皆さんこんにちはMAX田中です
2024年も今日から10月に突入
夏の間クローズしていた管理釣り場も、リフレッシュオープンが始まりいよいよエリアシーズン開幕という感じでしょうか
エリアトラウトは一年中楽しんでおりますが、夏の暑さでは魚の活性よりも、アングラーの方がまいってしまいますので涼しくなるのが楽しみです
私がこの業界に入ったのは、元々ルアーの塗装をしていたのがきっかけで、縁があり現在はムカイフィッシングに在籍しております
釣りが趣味ということも高じて、エリアトラウトに限らず様々な釣りをする機会がございます
魚を釣るには、もちろん知識や、技術も大きく関わってきますが、「釣り」特にエリアトラウトに関してはルアーの色というものが深く関係する様に感じます
子供のころ、学校で理科の先生に魚は白と黒のコントラストでしか色を認識しないという事を聞いた記憶がありますが…
はたして、本当にそうなのでしょうか…
ルアーを塗装していて特に感じる事が多いのですが…
「もし、本当に魚が白黒の世界で生きているならば、何故ここまで様々な色のルアーが生まれてきたのでしょうか?」
ルアーを売る為?
綺麗だから?
なんとなく?
実際に、私も年間で何十日と釣行に出かけますが
クリアーレイク、マッディレイク、ステイン、晴れの日、雨の日など、やはり状況やシュチュエーションによって釣れる色は確実に違いますし、釣れ続ける色も多々あります
塗装をしている観点から見ても、魚が本当に白黒の世界でしか生きていないのならば、ここまでエリアトラウトルアーのカラーは発展しなかったのではないかと考えます
つまり、魚は色を認識しているから、ルアーの色の発展があったのだと思います
そこで今回は、魚の見え方、特にトラウトの視覚について考えていきたいと思います
トラウトの視力は一般的に0.1から0.4位と言われております
いわゆる、視力は悪いという事ですね
車の免許の更新だと落とされるレベルかと思います
ただし、モノが止まっている状態の静止視力の悪さの話であり、動くモノに対しての視力、動体視力は人間の数十倍と言われております
渓流釣行などで、岩陰に隠れてアプローチしろなどというのもトラウトの動体視力の良さがあるからだといわれます
さらに、視野角は約300度、水面に対しては100度と言われるほど、とても広い視野でモノを認識する事ができるようです
※人間の視野角は約180度強
水面が見やすいという事に関しては、トラウトの顔を見てもらえればわかる様に、トラウトは魚の中でも顔の上側に目が付いていることがわかります
上方向を見やすい目の付き方になっています
それに対して、後方の視野は約60度、後ろからくるモノの認識は、他の角度に比べて見えにくい様です
トラウトは流れに対して向かう性質、つまり上流側を向いています
なので、渓流釣りなどでは下から釣り上がるアップの釣りが魚に警戒心を与えずに釣りやすいとされています
次に本題の色の見え方について
学術的なモノを読んで見ると色を認識する細胞「錐体細胞(すいたいさいぼう)」という話になります
わかりやすく言うと、色の波長を認識できる細胞の様です
人間は3つの光の波長「赤、緑、青」この掛け合わせで色を認識できるとの事みたいなのですが…
色を塗る仕事をしていると、ここに少し疑問を感じるといいますか、光の波長と、色の性質は違う話なのだと思います
確かに光の三原色は「赤、緑、青」
緑と青が重なると黄色になるのかもしれませんが…
色合わせの世界(調色)では、緑と青を足しても黄色にはなりません…
そもそも、調色の世界では、緑は原色ではなく黄色と青を掛け合わせると緑になりますから、色の原色には当てはまらないのではないかとも思います
ちょと、話が脱線していまいましたが、蛍光系カラー、メッキカラーは別として(塗料の性質が違うので)世の中にある色は「白、黒、赤、青、黄」この5色で作られている事をご存知でしょうか
この5色が色の原色、つまり掛け合わせても作れない色であるという事を覚えていただけると良いかと思います
塗装職人の観点が入ってしまい、全く話が脱線してしまいましたが(笑)
話を戻しましょう
人間はこの光の波長「赤、緑、青」の掛け合わせの色しか認識する事ができないのですが、トラウトはここに「紫外線」という色を認識する事ができます
私たち釣り人は、可視光で見れるルアーの色はほとんど認識する事ができると思います
先ほどの話になりますが、視力の悪いトラウトにも色が認識できるのか?
もちろん、できます
目の悪い人が、メガネを外しても色の認識はできます
私もメガネっ子ですが、メガネを外してももちろん色を認識する事は可能です
では、トラウトには見えて、我々には見えない色「紫外線」が見えるとはどういう事なのか
1番わかりやすく言うと、蛍光系のカラーにUVライトを当てた色になります
パッと見、同じ様な色でも
UVライトを当てると、下のカラーはこの様に光ります
放流の「オレキン」の蛍光オレンジも
UVライトの光を受け綺麗に発色します
つまりトラウトには、我々が可視光で見える色の他に、この様な紫外線反応の色まで見えるという事です
これは、蛍光系のカラーに限らず、色によっては紫外線を吸収してしまう色、逆に紫外線を跳ね返して発色してしまう色など、我々人間の目で認識できない色まで見えるという事です
なので、トラウトの色の認識力はとても高く、幅広い波長の色を見てとることができる様です
考えてみれば、顔の大半が目玉ですからそりゃよく見えると思います
ムカイフィッシングのルアーのカラーバリエーションも、実はこの様な事まで考えてラインナップをしておりますので、様々なシュチュエーションに対して色を使い分けてみてください
とりあえず、カラーセレクトに困ったらご自身が行かれるエリアの水の色に合わせたカラーを選択してみてください
茶色濁ったエリアでは、茶系のカラー、藻が生えて緑色に見えるクリアーな場所では、緑系カラーなど水に馴染む色をチョイスするのがMAX田中流困った時の色選びですので参加にしてください
あと、格言は「雨が降ったらブルーシルバー」
雨が降るという事はローライト、つまり光量が弱いという事です
そんな中、ブルーシルバーは紫外線を反射するカラーなので暗いところで目立ちます
すなわちトラウトに薄暗い状況で、ブルーシルバーは目立つという事です
こんな事を考えて、エリアフィッシング楽しむと釣果にも繋がっていくと思います
もちろんトラウトに視覚の他に、聴覚、嗅覚、側線など視力以外の情報認識力がありますので、それについてはまた考えてみたいと思います
強波動な理由
皆さんこんにちはMAX田中です
さぁ、ワタクシのこだわりの【強波動】クランクベイトがなぜ昨今の管理釣り場で釣れるのか
今回は、その辺りを深掘りしたいと思います
ワタクシ、仕事柄色々管理釣り場にお邪魔する機会が多くございます
また、その先の魚を養殖している養鱒場さんへもお邪魔させていただきお話を聞かせていただく機会も多くあります
養鱒場と併用されて管理釣り場を経営されているところもございますが、やはり養鱒場さんは魚を生産するプロでございますので、魚の性質をよくご存知です
そんな中、ワタクシMAX田中が昨今釣りをする中で強い水押しのクランクベイトがよく釣れる、またスマッシュや、スナックなどのサイズの小さなシルエットのモノがよく釣れると感じておりました
これらのルアーが釣れる裏付けになるのではないかというお話を、魚を作るプロ、養鱒場の方からお伺いしました
昨今のトラウトが育てられる環境下で、河川水の水温の上昇や、与えられる餌の上質化、養鱒という環境で世代交代をしていく中で10年前の魚と現代の魚では大きく性質が変わっている様です
一つは私の体感的にも、明らかに魚が高水温に耐えられる様になっています
私も、エリアトラウトは約30年近く楽しませていただいておりますが、以前はゴールデンウィーク近くになると、悲しいですがエリアの魚は水温の上昇に耐えられず死んでしまう事が多かったです
それは、トラウトが寒冷地の魚ゆえ、ある意味仕方がない事だと思っておりました
ですが、昨今ではこの猛暑が続く暑さにも関わらず、夏を乗り越えてしまうトラウトが多くなりました
私が親しくしている管理釣り場でも、以前は夏近くなると池いっぱいに浮いてしまったトラウトの回収が恒例でしたが、ここ最近では水温が30度を超えても、魚が高水温に耐え、元気に生きた状態のまま網を引いて回収する様になっております
これは、育てられる環境の河川水の温度が10年前に比べて高くなっている事が原因との事で、世代交代を繰り返し高水温に耐えられるトラウトが育ってきている様です
ある意味、長い期間エリアトラウトを楽しむ事ができるのでとても良い事ですね
そして、本題の「強波動」が何故効くのか
昨今の養殖鱒が育てられる中で、世代交代を繰り返し、養鱒トラウトの脳が小さくなり、目が退化しているという論文がございます
ダーウィンの進化論の様に、人が手を加えて育てる魚も日々進化してるのだと思います
脳が小さくなるという事に関しては、餌の上質化つまり栄養価の高い餌を与えられる事により、身体の成長速度が早くそれに脳の成長が追いつかない、また管理された養鱒という環境下でトラウトが餌の捕食や、危険回避など考える必要性が希薄になっている事が原因ではないでしょうか
目の退化については、特に危険もなく、常に餌を与えられて育つ飼育下では、天然の魚の様に餌を追いかける必要もなく、目を必要以上に使う事がなくなっているためだと思います
そこで、何を持って魚がモノを判断するのか、それがいわゆる「側線」です
側線とは、魚が水中で水圧や水流の変化を感じとる感覚器官です
脳が小さくなり、目が退化したトラウトには側線に訴えかけるもの、つまり水押しの強い【強波動】のルアーが最も効率よくトラウトにアピールする事ができる「釣れる」という事です!
さらに、スマッシュや、スナックの様な小型のルアーが釣れる事に関してですが
昨今、食用に回されるトラウトの流通量が増えている事はご存知でしょうか
わかりやすく言うと、某有名回転寿司のサーモンは、とある養鱒場の作るトラウトを流通させております
皆さんが口にする「トラウトサーモン」が、そうです
流通する魚には【活魚】と、【鮮魚】というモノに分けられます
【活魚】とは、皆さんが釣りをする生きた状態の魚を指します
【鮮魚】とは、食用として流通される〆た状態の魚を指します
国内のトラウトサーモンの流通量が増え、養鱒場も鮮魚の需要が増えてそれに合わせて身取りの良いトラウトを育てて行く様になりました
ある日養鱒場を訪ねると、仲の良い社長がイケスのトラウトを選別しておりました
何を基準に選別しているのかと訪ねると、顔の小さなトラウトを選んでいるとの事
「顔の小さなトラウトを掛け合わせて育てていけば、同じ100gでも身が取れる量が増える」という事でした
「なるほど」と、目から鱗の話でしたが、ここからが小さいルアーの釣れる理由につながります
顔が小さくなるという事は口も小さくなり、捕食できる対象も小さくなるという事です
すなわち、小さなルアーが捕食しやすいと言う事です
この様な話を合わせると、キーワードは2つ【強波動】と【小型化】
これが、私の開発コンセプト【強波動】クランクベイトのエビデンスになります
ルアー作りは、自分が想像するモノを形として具現化する事も楽しいですが、釣れるルアーに関しては必ず裏付けできるモノがあります
今回も、釣りをする中でなんとなくこうなのではないかという事が、色々なモノを目にしたり、専門家にたずねたりすることで、なんとなくが確信に繋がっていきます
上記コンセプトを加味した直近のオススメクランクは、なんと言っても【POGOCRA30DR】と、来月発売の【Quick25SR】です
【POGOCRA30DR】
【Quick25SR】
まだお使いでない方は、ぜひ一度試してみてください
POGOCRAたる所以
クランクベイトなのに「ポゴ」⁇
まず、POGOCRA30DRは形状をポゴからインスパイアを受け、浮力や泳ぎを考え型を整えていきました
ボディをファットに空気室を確保
テールをポゴ同様に細長く
これは、テールを細くする事により、より魚の口に入りやすくなりフッキング性能が向上します
魚がルアーを吸い込み安くなります
フッキングに関しては、フロントフックアイの角度もとても重要で
今回のPOGOCRA30DRのフロントフックはシングルリング仕様になっていますが
フロントアイの角度を少し斜め前に倒す事により、リップに水を受け前傾姿勢で泳いだ際にリングがアイの中心に垂れ下がる型になり左右に振られることが少なく
リングがしっかりとアイの中心をとらえてフックが暴れずにフックポイントが必ず後ろを向く形になります
また、通常8ピン(エイトピン)といわれるものでアイを作りますが、POGOCRAにはΩピン(オメガピン)というものでアイを作りました
そうする事で、ピンを止める内部樹脂の使用量を減らす事ができ、より多くの空気層を確保する事ができます
大きなルアーだと、さほど問題は無いのですが、トラウトルアーの様に小さなボディではコンマ何gが大きな差になってしまいます
そして、POGOCRAと呼ばれる最大の特徴がアゴのコブです
これは、ウェイトをボディより外側(下側)に出すことにより、低重心化を可能にしました
低重心化をさせることにより、泳ぎの安定性を向上させる事ができます
わかりやすくいうと、人間の赤ちゃんは頭が重いので良く転んでしまいますが、起き上がり小法師の様に重心が下にあると戻ろうとする力が作用され安定します
つまり、泳ぎの限界値が高くなり、高速でも、低速でも暴れずにきっちりと泳ぐ、泳ぎ幅の広いクランクベイトを作る事ができます
ピンスポットのスピードでしか釣れないルアーは、巻き速度の安定しない初心者には使いづらいですからね
今回POGOCRAと名付けましたが、オリジナルPOGOの様にボトムを中心に攻めるルアーではありません
特にフローティングは、表層から1.5m前後の領域を力強い水押し【強波動】で泳ぎ、魚にアプローチします
9月上旬の発売を予定しておりますので、楽しみにしていてください✨
【開発】POGOCRA30DR強波動の秘密
POGOCRA30DR
このルアーは【強波動】、つまり水押しの強さを第一のコンセプトに開発をスタートしました
なぜ【強波動】にこだわるかと言うと、大きく分けて波動には3つの要素が含まれます
①魚にルアーの存在を気づかせる
これは波動=水押し、水中の水をカクハンする事により魚にルアーの存在を気づかせる事ができます
よく、ロールアクション、ウォブルアクションと耳にした事があると思いますが、波動はウォブルアクションになります
わかりやすく「うちわ」で例えると、ウォブルアクションはうちわをあおぎ風を感じる事、ロールアクションとはうちわを水平にして横に振るといった感じでしょうか
うちわを水平にして横に振り続けても、動きはありますが風を感じる事はできません
水を逃しながら動くロールアクションも、水中の水のカクハンが小さいという事です
強波動にする事で、より広い範囲の魚にルアーを周知させる事ができるという事です
②喰わせる力
魚に口を使わせる要因の一つは、水を逃す泳ぎではなく、水を動かす力です
分かりやすくいうと、どんな小魚にしても、尾ビレや、胸ビレを動かす推進力で泳ぐ事ができます
つまり、泳ぐ際に大なり小なりの水のカクハンがおこります
本能的にフィッシュイーターであるトラウトにとっての水押しは、捕食反応のスイッチを入れる事ができます
ペレットを食べているトラウトには関係ないとお思う方もいらっしゃると思いますが、養鱒場で生まれ育ち飼育されているトラウトが川を登るのをご存知でしょうか
また、管理釣り場に放流されたトラウトがベイトフィッシュを追いかけている場面を良く見る事ができます
つまり、水押しは潜在的なトラウトの捕食本能を刺激します
③感触
強波動、水押しとは、ルアーを引いた際に感じるブルブル感です
手元に伝わる振動が強ければ強いほど【強波動】と言えます
手元にルアーの泳ぎを感じ取れるという事は、竿を通じて手元にブルブルと感じるリズムが一定であればルアーが正しく泳いでいるという事であり、そのリズムが変則的になったり、一瞬止まったりする事で「魚がルアーの後ろについた」などの「前アタリ」を感触でとらえる事ができます
すなわち、それが使いやすいルアーになるという事です
この【強波動】コンセプトは、少なからず私の作るルアーにはエッセンスとして加えてきましたが、今回のPOGOCRA30DRは強波動を中心にルアー開発を進めました
POGOCRA30DRで、【強波動】を可能にしたのがリップに受ける水の抵抗を大きくする為、リップ中心部にアイの位置を置いた事