久々に山の上の公園に行きました
登ります
登って登って
トンビだか鷹がクルクル旋回中
自分で撮った動画ですが見てると目が廻ります
小学生に
「キリンの首はなぜ長いの?」と聞くと、
「高いところにある葉っぱを食べるため」
と答えるでしょう。
それは確かに正解です。
高い位置の葉を食べられることで、他の草食動物と競合せず、
食料をより独占的に得られる可能性が高くなります。
しかし、問いの本質は「なぜキリンの首は長くなったのか」という点にあります。
最初は首が短かったキリンが、
高い葉を食べようとして首を伸ばし続けた結果、
首が長くなったわけではないでしょう。
実際には、キリンの中にもわずかに首が長く生まれる個体と、そうでない個体がいました。
その差はごく小さなものです。
しかし、そのほんのわずかな差によって、
葉に届くキリンと届かないキリンが存在するわけです
結果として、首の少し長いキリンは生き延び、
そうでないキリンは生存競争に耐えられませんでした。
その積み重ねの結果、
首の長いキリンだけが生き残ったのです。
今では「キリンとは首が長い動物」というのが当たり前ですが、
それは偶然ではなく、必然だったわけです。
では、我々ホモ・サピエンスはどうでしょうか。
約700万年前、森を出て地上に降りざるを得なかったチンパンジー
その一部が、生き残って人類へと進化したとされています。
チンパンジーに近い存在が地上で生き延びるために、何が必要だったのでしょうか。
もちろん地上での危険と引き換えに2本足で移動し、2本の手が自由になった事を最大限に活かす能力は間違いなく必要だったでしょう
なので今まで通り頑なにサルの様に動いて両手を使う事が少なかったグループは死に絶えたはずです
また他には学者によると、「毛が少ないこと」が有利だったと言われています。
森の中では日陰がありましたが、地上では強い日差しにさらされます。
体毛が多いと暑さに耐えられなかったのです。
さらに、火を扱うようになったことで、
体毛が多いと燃え移りやすかったのではと推測されていました
その結果、多毛の個体は生き残る確率が低くなり、
人類は傷つきやすい肌を持ちながらも、
最小限の体毛しか持たない哺乳類となりました。
これは哺乳類の中でも非常に珍しい特徴です。
ここで一気に現代へ目を向けてみます。
産業や科学の進化に対して、
人類の遺伝子の変化は追いついていません。
ホモサピエンスが誕生した30万年前から国と言う権力組織が出来上がるまで
生き残るための最大の武器は
腕力や肉体的な強さだったと思います。
もちろん、最低限の心身の健康、知能は備えていた前提ですが腕力・武力が生き残るための術だったと考えています
それが次第に、集団から国へと支配する側が強大になると組織の中で上手く生き抜く能力も含めた知能のほうが、腕力よりも生存に有利な時代へと移り変わりました。
そして今、現代社会では、
相手に消えてほしいからといって殺してしまえば、
法や権力によって制裁を受ける世界になっています。
今は法律があって警察がいると言うのは当たり前の世界ですが、国も何もないジャングルの中では殺すか殺されるかと言う毎日だったと思います。
現在、存在する我々はそういう戦いも生き延びていると考えることができるかなといます
これから何百万年か後にホモサピエンスから進化した種類がどのような新しい特色を持っているのか、逆に言えば、どのような能力を持ったホモサピエンスだけが今後生き残るのか、ちょっとまだ思いつきません。
一芸に秀でた個体が生き残るのは間違いない気がするのと
装備も含めて古代の様に腕力や体力重視に戻る様な気もしています。