ルイの、もう一つの顕著な変化が、習い事でも見られました。
1年と数か月続いている
ただひたすら、踊ることにはまって楽しかった日本舞踊。
「かった」というのは、ここにきて、ルイは大きな壁にぶちあたっているから
ただただ、「楽しい」というのではなくなってきます。
踊りも、どんどん高度になってきました。
次から次へと、難しい所作がめじろおしで
足の運び、舞い扇の使い方、絵日傘の扱いなど
一つの踊りの中にたくさんの要素がちりばめられると
通しでのお稽古では、ものすごい集中力が必要となります。
かつ中腰で内股、体力の消耗もハンパありません。
梅雨時期から踊っている長編の踊りは
ルイにとって、遠い遠いゴールだったようで。
はじめて、弱音をはきました。
「おかーさん。今度の踊りは難しすぎる・・・練習が辛い
」と。
いつも1時間ほど踊りっぱなしなので
30分の集中稽古に替えてもらいながら、「様子見」することにしました。
30分はあっという間なので、お稽古自体は行き続けました。
ルイと私で、日本舞踊に入門するときにした約束があり
「嫌になったら、無理をせず、辞める勇気を持つこと」
「日本舞踊をやめる時には、その次にすることを見つけて辞めよう」
と決めています。
もう一つの習い事である工作工房は、
ルイにとっては「完全なるご褒美、趣味」なのだそうで、習い事と意識しておらず
やりたいことをするために、材料や場所を借りている、という認識らしいです。
習い事は学校以外で学べることが多いので
(人間関係しかり、聞く・話す力の療育的な側面とか)
プールだろうと、フラダンスだろうと、実験教室だろうと何でもいいから
興味を持ったもので「習い事を継続していく」という約束でした。
学校では、何か一つ、自分の特技を持っていることが強みになるから。
泳ぐことでも、踊ることでも、塾でも、なんでもそれが強みになるから。
が、ルイは別の次元で悩んでいたようです。
「辞めるとしたら、学校が忙しくなる4年生かもしれない。
それまでは絶対やる。」と、当たり前のように言いました。
そうか。
4年生までは、やるのか~。
なんで4年生なんだろ・・・学校の先輩から何か聞いたのかな![]()
授業時間数が増えて、クラブ活動が盛んになって
受験のための補習講座も増えるからかな![]()
それはそうと、辛いのは
「やってもやっても、間違う自分がイヤ」
「動作が難しすぎて、考えながら踊るのがなんか違う」
(どうやら何も考えず、無の状態で踊りたいようです)
「なかなか、先にすすまなくて、大変」
という、「完成までの過程で感じる辛さ」のようです。
本人が、イヤでもやってみるというので、励ましながらつきそいました。
時には、私も一緒に踊ってみました(難しくてそりゃ~悩むはず)。
そして、夏が終る頃、1曲が完成しました。
それはそれは、見事でした。華やかで、まさに舞踊。
ルイ、最後まで1曲を通しで踊った時は、畳の上にへたりこみました。
お師匠さんからいろいろと教授を受け
「そういう時期もありますね」と理解を示してもらい
ちょっとした気分転換なども入れてくださり
その難しい1曲を、何度も何度も繰り返して踊りました。
そして、ここにきて、また晴れやかな顔に。
おそらく、1曲が「納得いくところまで完成した」という満足感が湧いたから![]()
すんなりと、つかえることなく、最後まで踊れるようになった、という
「一つ山を越えた」「ステップアップした」自分を感じたから![]()
「やっとノンキに踊れるようになった~」ってのが、本当のところかも![]()
お稽古へ向かう移動中の表情が、また明るくなりました。
足取りが軽快です。
お師匠とルイが話をしたようで、練習時間がまた1時間に延びました。
今回の新曲も、ルイはイキイキと踊っています。
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