先に記事にした、「褒めるとプレッシャーで自滅しそうになる」タイプの子供について、その傾向や、どう関わったらいいか、について考えてみました。
まだ途中ですが、友人が「絶対に読んでおいた方がいい。ためになる。まさにうちの子、ってタイプの実例が書いてあるから、幼稚園での支援で役に立つと思う」と言われて、
「息子と僕のアスペルガー」(現代ビジネス) の最新記事を読みました。
本当に、ずばり、理解したい人は読んだ方がいいというほど的確に書かれています。
アスペルガーの奥村さんと息子さんの話ですが、お母さんがどう奥村さんを育てて対処されたかの実例が今回は書かれていました。
息子さんにどう対処したらいいか、電話をかけて相談した奥村さんに、お母さんが答えました。
以下、抜粋します。
「嫌なことやプレッシャーがかかることから逃げようとするかもしれないけど、そのときは放っておくのがいいと思うよ。変にご機嫌を取ったり、下手に出て誉めたりするのは一番よくない。どんなときも、なるべく論理的、客観的に説明する。それを続けていくしかないでしょ。」
褒めたことがなかった、「でもそれで問題なかったでしょ」というお母さんの言葉が非常にリアルです。
奥村さんは、自分が褒めらられなかったことで、プレッシャーや期待をかけられなかった、そこに感謝されています。
記事を読んでいて・・・
子供を自滅させるような恐れのある「褒め言葉」は、
逆にこのタイプの子には「やらない方がいい刺激」であって
逆に自己肯定感をどんどん下げてしまう「きっかけ」になるのだから、
やらない方が問題にならない、ということなのかなぁと感じました。
これは、仰天な発想です。
実際に、この奥村さんは、褒められずに育っていますが、そのことで親には感謝しておられます。
最近は「褒めて育てる」がオススメ育児の主流になっていますが、ここが盲点なんじゃないか、と。
褒めているつもりが、「その言葉の受け取り方が上手ではない」子どもが
自分を傷つけ、自己肯定感をどんどん下げてしまう・・・
そういうタイプのお子さんが実際にいるのだ、
この奥村親子さんのようにいるのだ、ということを知っておく必要がある。
そして、お母さんがなさったように、「なるべく論理的、客観的に子供を観察し、批評する」というやり方が合う子もいる、ということ。
今、友人はアスペルガ―の上のお子さんを
「褒めて育てる」は禁忌となっています。
下の自閉症スペクトラムの子供はまたタイプが違うため、
褒めて育ててはいますが、
上の子は、あきらかに「褒めるとプレッシャー、強迫に受け取る」タイプで
安易な褒め言葉が追いつめてしまう危険性を、何度も何度も経験したと言います。
我が家では、ルイはあてはまりませんが、夫がややこちらのタイプに近い、と感じます。
「期待される」言葉を、非常に敏感に受け取ります。
学校、会社勤めではプレッシャーによって、自分を追いつめていくタイプでした。
若い頃のうつ病がひどかった時の夫は、この感じだったのかなぁ、と。
子ども時代は、「ただただ、何も考えなくていい自由な育ち方をした」と言いいます。
ご実家の大家族で子供がごちゃごちゃとまぎれて暮らす環境だったから、
「親からは何も言われたことがない」という面が性にあったのかもしれません。
ただ、楽天ブログの方で書いたことがあるのですが、
かなりの放任だったため彼の「さびしかった」という側面が心にひっかかって大人になりました。
でもそれは「親の考えを聞いたことも、聞こうとしたこともない」自分のことを、親が理解していなかった、と結婚後の私が加わったやり取りの中で、理解し、
親の本当の気持ちがわかった時点で寂しさは昇華されて、今はとてもいい関係を持っています。
なので、言葉で刺激せず、放任のようではあるけれど
褒め言葉をわざわざ与えなくても
「親は見守っている」という姿勢があれば
このタイプの子供は一番快適なのかも・・・?と思いました。
友人のご長男を参考にさせていただいて、再び、支援のヒントになるように
掘り下げて考えていこうと思います。