サバトキオ・その1
Max Pezzaliは1999年に
イタリアのTV番組で日本を訪れ
平成日本の若者文化を取材しました。
TV番組 SABATOKIO
サバトキオ(土曜日・東京)
1999年
Italia1で放送
Sabatokio gli 883 in Giappone
↑Max Pezzali Mania様より
1999年は平成11年。懐かしいね!
Maxは31歳頃だと思います。若いね!
一緒にいる2人はマウロが去った後の
883の後半を支えたバンドメンバーです。
ミケーレとマックスとダニエーレ
Michele Monestiroli
ミケーレ・モネスティローリ
(カトちゃんTシャツ)
Daniele Moretto
ダニエレ・モレット
(サッカー日本代表Tシャツ)
↑過去のブログでも紹介しました。
頑張って翻訳しましたので、ご覧ください。
トーク部分を太字にしました。
番組中に出てきた単語の解説や、
挿入歌もご紹介しています。
さあ、私たちの冒険が始まります。
『SABATOKIO』東京からお届けします。
私たちはある場所のすぐ近くにいます。
すぐ近くというのは大げさかもしれませんが
これからお見せしたい場所の近くにいます
これから『ニシシンジュク』に行きます。
つまり西の新宿、新宿の西側です。
歩いて行けます。
たぶん2キロくらいですけど、頑張りましょう。
【懐かCM】1999 ZARD ニューシングル 世界はきっと未来の中
↑レトロTV FUN!チャンネル様より「世界はきっと未来の中」
(元動画が削除されたので差し替えました)
カラス
ここでは、鳩の代わりに、
狭い路地や影のある場所にいるような
かなりしっかりと居座っているやつらがいます。
こちらの鳥たちは大通りや広場を支配しているようです。
私たちの国の鳥よりも少し不気味で、とても大きいです。
映像ではわかりづらいかもしれませんが
まるで小さな雄鶏のようです。
巨大なくちばしを持っていて、
実際のところ、東京ではちょっとした
社会問題になっている存在なんです。
東京都庁
さて、私の後ろにあるこの建物ですが、
『建物』という言葉では小さすぎますね。
この『怪物』のような建造物は、
東京の中でも最も奇妙な建築のひとつです。
少なくとも、近代建築の中ではそうでしょう。
当然といえば当然で、
この建物の設計を手がけたのは
丹下健三(Kenzo Tange)です。
彼は多くの作品を手がけた
日本が誇る偉大な建築家で、
実はイタリアでも沢山の作品を残しています。
※丹下 健三
1913年(大正2年)- 2005年(平成17年)
「世界のタンゲ」として有名な
日本の建築家、都市計画家。
≪主な作品≫
広島平和記念資料館、東京都庁舎
国立代々木競技場、日本万国博覧会会場
フジテレビ本社、BMWイタリア本社ビル
Centro Direzionale di Napoli ナポリのオフィス街
Bologna Fiera Center ボローニャ見本市会場
この建物、ちょっと不気味ですよね。
まるで1900年代のジョージ・オーウェルの
『1984年』の世界を思わせるというか、
ビッグ・ブラザーに監視されている
みたいな雰囲気があります。
※映画『1984年』
原作はイギリスの作家ジョージ・オーウェルの
ディストピアSF小説。
村上春樹の小説「1Q84」は
この小説からのオマージュです。
1984年「ジョージ・オーウェル」
↑5分で名作に触れるチャンネル様より
ユックリズム振り子時計
そして、さっき話していたことが実際に確認できました。
うちの浴槽くらいの水量の水流が
この巨大な振り子時計が動いているんです。
これが、つまり動力源なんですね。
「そう、水が動かしているんです」
なんでかはわからないけど、
技術的にはけっこう原始的。
ネパールの水車みたいに、水で棒を回して、
その棒が動いて、全体を回すような感じ。
そして私たちはその下で、
バカみたいにそれを眺めています。
B'z / ギリギリchop
↑B'z様より「ギリギリchop」
東京市、東京都、そして近隣の都市、
つまり東京の都市圏全体を含めると、
東京を中心に仕事や商売で動いている人々は
約2,000万人いるそうです。
ちょっと怖い数字ですよね。
そのうち約1,000万人が新宿駅を利用しているとか。
電車を降りた瞬間に、
なぜかみんな私の方へ向かって歩いてくるんです。
理由はわからないけど、人間の性質なのかな。
前から誰か来たら普通はよけるでしょ?
でも、ここでは逆に向かってくる。
ところで、運転手さんとか地下鉄の職員とか、
みんな白い手袋をしていますね。
「あれは日本の『制服文化』の一部なんだと思います。
『自分は仕事中です』という印みたいなものなんですね。
ちゃんと職務を果たしていることを示すわけです」
なるほど、すばらしい。
だから東京では観光客も
『白い手袋で扱ってくれる』んですね。
さて、私もこのミニバスから降りて、
何ができるか見てみましょう。
バスで一緒に写っている人物は
アレッサンドロ・ジョヴァンニ・ジェレヴィーニさん。
翻訳家・作家として日本で活躍されています。
当時はイタリア人留学生だったようです。
ずっと、どこかで見た顔だな、と思っておりました。
このブログに載せるために確認したところ、
歌詞カードの関係者への感謝のページにお名前がありました。
※Alessandro Giovanni Gerevini
アレッサンドロ・ジョヴァンニ・ジェレヴィーニ
1969年、イタリア・クレモナ生れ。
吉本ばなな、須賀敦子、松浦理英子作品の
イタリア語訳を数多く手がける翻訳家、作家。
著書に小説『ファザーランド』、
エッセイ集『食べたいほど愛しいイタリア』など。
「東京、そして日本という国は、
いろんなレベルの旅ができる場所なんです。
観光旅行としての『きれいな日本』もあるし、
『極限の日本』、つまりテクノロジーの最前線もある。
東京に滞在するだけでなく、
温泉に行くこともできます。
若い日本人たちにとって、
温泉は人気の娯楽のひとつなんですよ」
これにはちょっと笑ってしまいました。
『温泉? なんで?』って。
だって、イタリアでは温泉って、
『体の不調を治す』ために行く場所でしょ?
「でも日本ではそうじゃなくて、
身体をきれいにして、リラックスして、
お湯に浸かる気持ちよさを楽しむために行くんです。
若者たちはよく週末に温泉旅行をします」
もちろん温泉はイタリアにもありますけど、
イタリアで『友達と一緒に裸でお風呂に行く』
なんて言ったら、
『こいつ頭おかしい』と思われるでしょう。
でも実は彼らの方が進んでるのかもね。
文化的な意味もあるし、私たちだって
もっと温泉文化を見直してもいいと思う。
(ここの会話はうまく訳せませんでした)
Dragon Ash「I LOVE HIP HOP」
↑Dragon Ash様より「I LOVE HIP HOP」
インスタントタトゥー
私たちは今、スタジオアルタの下にある広場にいます。
ここには本当にいろんなタイプの人たちがいます。
例えば、あそこにはタトゥーアーティストがいて、
きっと一時的なタトゥーをやっているんでしょう。
ピストル(針の機械)を持っていないみたいだから、
たぶん大丈夫。
人の肌にシールみたいなものを貼ってる感じです。
しばらくしたら消えるタイプのやつだと思います。
そうでなければ、ちょっと困ります。
今のMaxは両腕にタトゥーを入れていますが
当時のMaxにはタトゥーがないですね。
イタリアでは若い人を中心に
タトゥーを入れている人が多く見られます。
日本ではプールや温泉などで利用制限があるほか、
社会的にもネガティブな印象が根強いため、
タトゥーを入れる人は本当に少数派です。
また、この広場の入り口付近には、
いろんな手工芸品風の物を売っています。
アメリカ先住民風の偽物の工芸品を売っています。
一見、本物のように見えますが、
実際には完全なフェイクです。
見ての通り、驚くほどの偽物です。
…それを見つけて喜んでるのが、
この私ですけど。
Dragon Ash - Grateful Days featuring Aco, Zeebra 【高画質】
↑LuckStaPosse様より「Grateful Days feat. ACO, ZEEBRA」
イタリアで携帯ショップに行くと、
普通は『どんな機種がありますか?』って聞いても
せいぜい7〜8種類くらいですよね。
でも日本ではここにあるのは
ほんの一部にすぎないんです。
本当に多種多様なモデルが揃っています。
そして信じられないくらい軽くて小さいんです。
それにイタリアと比べると驚くほど安いんです。
たとえばこの携帯、100円です。
今のレートで約1,500~1,600リラくらい。
イタリアで1,600リラで何が買える?
携帯の充電もできないくらいですよね。
携帯ショップ
でも、まあ、こんなに安いのには理由があって、
単体では買えないんです。
携帯を買うには、通信契約を結ぶ必要があるんです。
その契約をするには日本の居住者である必要があります。
パスポートを見せたり、いろいろ手続きが必要なんです。
それに日本の携帯は規格が違うので
イタリアでは使えないんです。
とはいえ、見てください。
ミケーレが見せているのは新製品です。
この卵のような形をしたもの、
上にデジタルカメラがついていて、
画像を携帯ネットワークで送ることができるんです。
写真をメッセージとして送ることができます。
これ、すごくいいアイデアだと思いませんか?
当時の日本は1991年にバブルが崩壊して
就職氷河期の真っただ中ですが、
技術はまだまだ最先端だったのですね。
今回は「SABATOKIO」の冒頭から
7分までをご紹介いたしました。
続きはまた次回に書きますね!
≪紹介した曲≫
世界はきっと未来の中 (ZARD)
ギリギリchop (B'z)
I LOVE HIP HOP (Dragon Ash)
Grateful Days feat. ACO, ZEEBRA (Dragon Ash)
........CONTINUA?










