| 日本のコンサートまとめ |
日本とイタリアのコンサートを
比較していきたいと思います。
※ブログの内容を追加いたしました。
(2025年8月23日)
アーティスト
日本ではソロアーティストよりも
グループの方が圧倒的に多く、
男性・女性のアイドル、K-POP、
2.5次元、アニメ系の若手の歌手が
ドーム規模のコンサートの大半を占めます。
↑akb48tv様の動画より「ヘビーローテーション」
AKB48の登場でアイドルは「雲の上の存在」から
「会いに行けるアイドル」へと変化しました。
努力や成長の過程を見せることも魅力の一つで
ファンとの距離が近いライブ文化が定着しました。
会場毎の収容人数
ライブハウス 100~最大2千人
アリーナ(武道館など) 数千~1万人
ドーム(野球場) 3万~5万人
スタジアム(陸上やサッカー場) 5万〜7万人
野外(音楽フェスなど) 1万~10万人
イタリアのように大人数を収容できる施設は少ない。
チケット販売
抽選販売が主流。
人気公演は当選が超難関!
席はランダム指定が多く
早く買っても良い席とは限らない。
その代わり席による価格差はあまりない。
座席
アリーナ(グラウンド部分)にも
椅子が用意されて全席指定。
スタンディングは自席の前のみ。
通路に出るのはNG。
日本の観客はマナー重視。
開演時間と終演
平日は18〜19時に開演。
土日祝は16〜18時が主流。
アイドルやアニメ系では
昼夜の2回公演する事もあります。
コンサート自体は2〜2.5時間。
終演後も電車などの交通機関が動いています。
大規模な公演では観客に規制退場がかかり、
終演後は勝手に動くことができなくなります。
会場を出るだけで1時間ほど必要なので
アンコールを見ずに途中退出する人もいます。
入場時
ボディチェックや持ち物検査は
そこまで厳しくはない。
ペットボトルの持ち込みも基本OK。
海外アーティストの時はペットボトルの
蓋を取られることもあるようです。
雨天時
屋根付きの会場が多いです。
フェスなどで野外の場合は
カッパを着て観覧します。
服装
日本女性が炎天下で待つときは
長袖ラッシュガード+
折りたたみ日傘が必須アイテム。
ライブTシャツの着用率は90%超。
会場で買って、みんなが着ています。
物販
日本のグッズ展開がすごすぎる。
ライブTシャツ、ペンライト(公式)、
タオル・うちわ・アクリルスタンドに
ランダム系(トレカ・缶バッジ)も人気です。
ライブTシャツ:3,000〜4,500円
ペンライト(公式):2,500〜4,000円
タオル・マフラータオル:2,000〜3,000円
アクリルスタンド:800〜1,500円
うちわ:600〜800円
ランダム系(缶バッジ・トレカ):500〜800円/個
グッズに数万円使うファンも珍しくないです。
ファン同士での「交換文化」が発達しています。
立ち見のフェスやライブハウス以外では
自席があるので席取りに並ぶことはないが
物販には朝から並びます。

物販の購入方法
・事前予約+会場受け取り
指定された受取時間に受け取ります。
・事前予約+自宅配送
一部商品は「会場限定」で配送対象外。
・当日物販(現地販売)
基本的に先着順で、
整理券が配布されることもある。
以前は熱心なファンは始発から参戦し
早朝から長蛇の列が作られていました。
アーティストによっては
チケットを入手できなくても、
会場の外に物販ブースが設置されて
当日にグッズを購入できることがあります。
日本人がグッズ購入に熱心な理由は
グッズのクオリティが高いのと
コレクション大好きの国民性もあるけど、
「推し活」の文化が根付いていて、
グッズを買って推しを支援するのが
ファンの愛情表現になっているからだと思います。
また日本は人件費の安い東南アジアに近く
多種多様な商品を小ロットで製作できると
いうのも大きいのでしょう。
スタンド花
会場のロビーや入り口に飾られる
豪華なフラワーアレンジメントのこと。
アーティストをイメージした花に
風船やぬいぐるみなどの装飾が加えられている。
友人や音楽関係者の他に
熱心なファンが贈ることもあります。
1基あたり2〜3万円程度が一般的で
特殊装飾付きは5万円以上もあります。
会場によってはスタンド花を
禁止している場合もあります。
これは日本独自の応援文化らしいです。

演出
日本のコンサートは演出がとても派手です。
シャボン玉や銀テープが舞い、
大玉が転がってきたり、
アーティストが観客に向けて水鉄砲を撃ったり、
ゴムボールを投げたりすることもあります。
歌手によってはワイヤーアクションで
空中を飛ぶパフォーマンスもあり、
トロッコに乗って観客の間を通りながら、
第2ステージへ移動して歌うこともあります。
ドローンやレーザーで空中に文字が浮かび上がったり、
花火が打ち上がることもあり、
会場全体が一体となって盛り上がります。
ARASHI - Happiness [Official Live Video]
↑ARASHI様の動画より「Happiness」
中盤から5人が空中を飛びます。
ペンライト
ペンライトは必須アイテム。
推しカラーで応援します。
全員が同じペンライトを持ち
遠隔操作で曲に合わせて色が一斉に
変わる演出がされる事もあります。
オタ芸
アイドルや声優・アニメソングでみられる
独自の振り付け付きの応援。
会場によってはオタ芸は禁止。
【推しの子】アイドル を全力ヲタ芸パフォーマンスしてみた🔥【YOASOBI】
↑【前ならえペンギン横丁】様の動画より「アイドル」
特典会
推しのアイドルとチェキ撮影+トークを行う。
CD1枚購入で10秒など、独自のルールがある。
段ボールでCDを購入する人もいる。
撮影
写真・動画の撮影は原則禁止。
後日、ライブDVDが販売されます。
アンコール
事前に演出として予定済み。
「アンコール」のコールや手拍子があり、
観客もバンドメンバーもそのまま待ちます。
少しおいて歌手(衣装替えがあることも)が
再登場して1~2曲歌います。
日本のコンサートはジャンル毎に
ファン層が全く違うので
興味がなければ本当に知らない世界です。
一切TVに出ていないのに
軽く数万人を集客するほど
大人気とか普通にあります。
近年の日本の歌手は歌と容姿に加えて
踊れる事が必須になってきています。
【公式】松平健「マツケンサンバⅡ」 MV
↑マツケンTube様より「マツケンサンバⅡ」
「暴れん坊将軍」の松平健が
マツケンサンバを踊っていたのには
度肝を抜かれましたね。
現在70歳超えですよ~。