イタリアのコンサートまとめ
日本とイタリアのコンサートを
比較していきたいと思います。
アーティスト
イタリアには日本人が思い描くような
アイドルはいないようです。
私は日本のように踊りながら歌っている
イタリア人歌手を見た事がありません。
グループよりもソロの歌手が主流なようです。
2024年のIl Volo と Max Pezzali の共演
↑ignazioboschetto_italy様の動画より メドレー
会場毎の収容人数
Arena di Verona
アレーナ ディ ヴェローナ
野外古代円形劇場 ~2万人
Stadio Olimpicoスタディオ・オリンピコ
5万~6万人(コンサート時)
Stadio San Siroサン・シーロ
5.5万~6万人(コンサート時)
イタリアでは人気歌手は
サッカー場でコンサートを行うので、
野球場で開催する事が多い日本よりも
観客動員数は多くなります。
ローマのチルコ・マッシモや
イモラのサーキット場などが
コンサート会場になることもあります。
↑Vasco Rossi様の動画より
Vasco Rossiバスコ・ロッシは2017年に
観客数 22万人超えの有料コンサートを行いました。
これは当時の世界記録です。
チケット販売
抽選ではなく先着販売。
席は購入時に選べます。
安い席と高い席の
価格差は3倍以上で普通。
有名歌手のVIP席は
€500超えのことも。
二次セールも盛んです。
開演時間と終演
夜の21時スタートが一般的。
コンサート自体は2〜2.5時間。
帰る時は一斉に退場。
混雑を避けたい人はラストから
3曲ほど前に退場をし始めるようです。
終演は23時〜深夜になります。
終演後には臨時列車や
コンサートバスが運行されます。
場所取り
立ち見の場所取りは早い者勝ち。
日本のような整列番号などはなし。
夕方早くから並ぶ人が多い。
初めから後ろで楽しむのを目的に
開演の1時間前に来る人もいます。
ちなみに今回最前列を取った人は
駐車場が開く朝7時に到着したそう。
折りたたみ椅子は禁止。
開演までは地面に座って待機。
ビニールシートは必須だね。
開演前は大混雑で立って待ちます。
入場時
金属探知機によるボディチェックあり。
全ての荷物を開けて検査します。
本人確認でID提示が必要な場合も。
持ち込み禁止ルール
バッグはA4サイズ以下のみ。
ペットボトルも持込禁止(凶器扱い)。
会場内には無料給水所があったようなので、
折りたためる水筒を持参して、
ゲート前で飲み干して
会場内で再度給水するのがいいかも。
雨天時
傘は禁止、雨の日はカッパを着用。
飲食
飲食の持ち込みは禁止されています。
屋台があるので会場内で購入します。
軽食€5〜10、食事€9〜12ほど。
飲み物はビール€7.5、
ソフトドリンクは€2〜4。
飲み物はプラカップで提供されます。
服装
ライブTシャツを着ているのは
一部のファンで、お揃い感はないです。
暑いので上半身裸の男性や
ビキニに短パンの女性もいました。
タトゥー率は高め。
お国柄の違いを感じます…。
物販
↑883collection様の動画より
イモラ公演のグッズショップの様子。
一般的なイタリア人歌手の物販は
TシャツやCD販売くらい。
Maxはグッズ展開が多い方だと思いますが
日本のアイドルの物販とは比べ物にならない。
日本のグッズ購入には
推しを支援する意味があるけど
イタリアでは製造コストが高くて
作っても儲からないのかも。
Tシャツ €30
トレーナー €60
本 €15
ハチマキ €10
帽子 €20
マックス・ペッツァーリ公式マーチャンダイジングストア – マックス ペッツァーリ ストア
↑Max Pezzaliの公式オンラインストア
スタンド花
イタリアにはない文化。
花を贈る場合は楽屋に直接みたいです。
ペンライト
ペンライト文化はなし。
スマホのライトで代用します。
Meet & Greet
ミート&グリート
歌手と写真を撮ったり、
短く話せるVIPイベント。
チケットとは別に購入します。
最上位席の2倍の価格が相場。
歌手によってはオプションで
バックステージツアーもあります。
演出
プロジェクションやLED演出は多め。
歴史的な建築物で開催する時は
場所に合わせた演出が行われます。
Maxの過去のコンサートでは
VIP席の前に第2ステージが出現したり、
銀テープや大玉も登場しました。
キス カムや観客の大合唱に、
銀テープなども舞います。
キスカム
大モニターに映った人は
キスをしなくてはならない。
危険行為
熱狂した一部の観客によって
Flareフレア(松明)や
moshモッシュ(おしくらまんじゅう)が
行われることもあります。
撮影
スマホ撮影は自由。
動画・写真も撮り放題。
ライブDVDはあまり販売されない。
TV放送されたものがフルで
YouTubeに上がることもあります。
観客が撮影した動画投稿は
ブレブレだったりするけど
本当にありがたい存在です。
アンコール
Maxのコンサートでアンコールまでを撮影した
動画を見た事がないので未確認ですが
昔はMaxもアンコールをしていたようです。
近年はバンドメンバーと一緒に退場しているので
アンコールはないと思います。
予定通りの演奏をして即終了は、
ヨーロッパでは一般的だそうです。
※見てきたように書いてますが
イタリアのコンサートに
参戦したことは1度もないです。

