全曲紹介・その2
2025年7月12日(土)にMax Pezzaliが
イモラで行ったMAX FOREVER
GRAND PRIX公演の曲をご紹介!
前回のようなテンションで
1曲ずつ紹介するつもりでしたが、
私は1週間に1投稿のペースで
公演では35曲が歌われたから
単純計算で曲の紹介が終わるのは
…え?9ヵ月後!?
さすがにこれは長すぎるので、
駆け足で紹介していきますね。
観客が携帯撮影した映像付きで、
ライブの臨場感がお楽しみいただけます。
Rotta x casa di Dio
ロッタ ペル カーザ ディ ディオ
(神の家への道)
Rotta per casa di Dio - Max Pezzali - 883 - Imola 2025 - Live Autodromo - Sabato 12 luglio 2025 - 🤩🥳
↑ABC VIDEO様より
イタリアでは掛け算の「×」をperと読みます。
真ん中の「x」はper(~へ)の略です。
英語で「you(あなた)」を「u」と
略して書いたりするのと同じだね。
歌のアニメキャラクターは883の
Max Pezzaliマックス・ペッツァーリと
Mauro Repettoマウロ・レペットの
2人の友人のCiscoチスコです。
Ciscoは一般人なのですが
いくつかの曲に登場するので有名です。
歌では女の子たちが待っている
パーティを目指して出発しますが
迷子になってしまい、たどり着けません。
最後はパーティを諦めて仲間と笑いあいます。
イモラ公演ではレーシングコースを走る
ドライバー視点の映像が流れました。
Non me la menare
ノン メ ラ メナーレ
(うるさく言わないで)
Non Me La Menare ★ Max Pezzali @LIVE Imola
↑Max Pezzali FMP Community様より
883のデビュー曲です。
彼女が彼氏にきちんとして!と
いろいろダメ出ししてくる歌です。
「君が何を望んでいるのか分からない。
俺が君の周囲の男たちとは違うタイプだと
最初から知っていたよね?」
始まりの♪Oh~Oh~がいつもより長かったため
歌をフライングしていた人もいました。
中盤には長いラップがあります。
バイクのパーツで作った
MAXの文字がモニターに映されました。
Jolly Blue
ジョリー ブルー
(ジョリー ブルー)
Jolly Blue - CONCERTO MAX PEZZALI 12/07/2025
↑AleBis様より
Jolly Blueは実際にあった
ゲームセンターの名前で
883の青春時代のたまり場です。
長い時間をここで過ごし
第二の家みたいだったと歌っています。
1998年のMaxの主演映画
「Jolly Blu」(eがない)の挿入歌。
歌詞には出てきませんが
この映画にもCisco(俳優)が登場します。
懐かしいゲームセンターの
機械が大モニターに映されました。
Cumuli
クムーリ
(積乱雲)
Max Pezzali - Cumuli (live a Imola, 12/07/2025)
↑Cristoforo Freda様より
昔の仲間がドラッグにのめり、
更生施設から出てきたのを温かく迎えます。
友人に寄り添う気持ちが描かれています。
みんな心の空白を埋めようと必死になるけど
いくらやってもそれは消えない。
だから付き合っていくしかないんだ。
Zerocalcareゼロカルカーレの
Netflixのアニメシリーズ
「Questo mondo non mi renderà cattivo
(この世界は僕を悪者にしない)」
で使用され、1993年に歌われたきりで
30年間歌われていなかった曲が復活。
モニターの映像は白黒になり、
心の不安を描いたイラストが映されました。
Hanno ucciso l’Uomo Ragno
アンノ ウッチーゾ ルォーモ ラーニョ
(スパイダー・マンが殺された)
MAX PEZZALI 2025 IMOLA "Hanno ucciso l'uomo ragno"
↑Fabrizio Briganti様より
代表曲の一つ。
正義の象徴だった「スパイダーマン」が殺された。
本物のヒーローがいなくなり、街はパニック。
ポップで明るいメロディの裏に、
現代社会への不信感と皮肉が込められています。
真ん中に街の映像。
照明の赤と青のコントラストで
怪しげな空気感を演出。
サビの部分にはCDのタイトルに似せた
手書き風のフォントの歌詞が出ました。
ラップ部分は観客に歌わせました。
Il grande incubo
イル グランデ インクボ
(大いなる悪夢)
Max Pezzali - Il grande incubo (Max Forever live @ Autodromo di Imola)
↑MaxPezzaliOfficial様より
(公式がUPしたので動画を差し替えました)
不気味なモーテルに迷い込み、
恐怖に巻き込まれる様子を描いています。
最後は夢オチです。
この曲はイタリアのコミック
「Dylan Dogディラン・ドッグ」
から着想を得ています。
低音のコーラスで不気味さを演出。
CDのジャケットに描かれていた
大モニターには手が生えた屋敷の怪物が
3Dで飛び出すような映像が映されました。
スモークもたかれました。
↑martibellini_Martins様より
↑過去にブログでSempre noiを紹介しました
青春時代を振り返りながら、
仲間との友情を描いた一曲。
一緒にいるときも離れているときも
友情は変わらず続いている。
歌詞にはアントニオ猪木や
たまごっちが出てきます。
Ciscoが笑いながら言う。
「お前ら一体、何をやらかしたんだよ?!」
J-Axが歌うラップ部分はカットされて
Maxのパートのみで構成されています。
大モニターにSempre noiの文字が
点滅していました。
Se tornerai
セ トルネライ
(もし戻ってきたら)
Se tornerai - Max Pezzali 883 - Live dall’autodromo di Imola - Concerto 2025 - 12.07.2025 - Prato 🔝😍
↑ABC VIDEO様
一見、別れた恋人に向けた
ラブソングのように聴こえますが、
実はドラッグで命を落とした
友人に捧げた鎮魂歌です。
「もし戻ってきてくれたら」と
失った命への深い想いを歌っています。
しっとりと聴かせる歌なのでアニメ等はなく
観客とMaxが歌っている映像が映されました。
Una canzone d’amore
ウナ カンツォーネ ダモーレ
(愛の歌)
Una canzone d’amore - Max Pezzali - 883 - Imola - 12/07/2025 Concerto di Max all’autodromo di Imola
↑ABC VIDEO様より
好きな人に向けて、
ストレートに贈る「愛の歌」です。
「もし言葉があれば、君に伝えるのに」
というフレーズをはじめ、
「もし〜だったら、〜するだろう」
という構文が繰り返され、
想いの強さが丁寧に表現されています。
かつてNHK教育TVイタリア語会話の
エンディング曲にも使われました。
観客が盛り上がる曲の1つで
携帯のライトを点灯して左右に振ります。
ポーンの音で灯りの海が
広がっていく映像は圧巻です。
ちなみにイモラ公演ではこの歌の最中に
観客が恋人にプロポーズして成功したようです。
≪紹介した曲≫
2. Rotta x casa di Dio
3. Non me la menare
4. Jolly Blue
5. Cumuli
6. Hanno ucciso l’Uomo Ragno
7. Il grande incubo
8. Sempre noi
9. Se tornerai
10. Una canzone d’amore




