全曲紹介・その5
2025年7月12日(土)にMax Pezzaliが
イモラで行ったMAX FOREVER
GRAND PRIX公演の曲をご紹介!


Gli anni
ギ アンニ
(年月)

Max Pezzali canta "Gli Anni" con dedica a F1 e Senna nel concertone di Imola

↑Alberto Sabbatini様より 

「Gli anni」「Ayrton」2曲続けて


過ぎ去った青春の日々を懐かしむ歌。
あの頃はこうだったねと
ノスタルジックに振り返る歌。
代表曲の1つ。
 

 

 

Ayrton
アイルトン
(アイルトン)

 

Max Pezzali incanta Imola cantando "Gli anni"

↑Spettakolo!様より 

「Gli anni」「Ayrton」2曲続けて

 Gli anniの歌に続けて
Lucio Dallaルチオ・ダッラが
1994年にこの場所で亡くなったF1レーサー、

Ayrton Sennaアイルトン・セナに

捧げた曲が歌われました。

最後にMaxは天を指して仰ぎ見ました。


モニターにはF1のヒーローたちの映像と
“Non si può descrivere la passione, la si può solo vivere”
「情熱というものは言葉で語れるものではない。感じて、生きるものだ。」
Enzo Ferrariエンツォ・フェラーリの言葉が映し出されました。
赤い服の4人が後ろ向きで並んで
敬意を表していました。
F1のファンも多かったようで、

サプライズの曲に観客は大喜びでした。




Come mai
コメ マイ
(どうして)

 

↑fedyco5様より

 

人を好きになって、この感情を
どうしたらいいのかわからない。
あなたのYESを待っていますと歌っています。
代表曲の1つ。

 

↑過去のブログでも紹介しました。

この曲ではモニターに映し出された観客は、
キスをしなくてはならないという
kiss camキスカムのイベントが行われます。



Nessun rimpianto
ネッスン リンピアント
(後悔はありません)

 

100 Mila persone a Imola cantano Nessun Rimpianto 883 Max Pezzali


↑studiare e divertirsis様より 
リヴァッツァ視点からのフル動画

 

彼女にフラれて恋は終わったけど
後悔してないし、罪悪感もない。
でも、いつまでも胸の痛みは消えそうにない。
代表曲の1つ。

 

ライブでは毎回、イントロの演奏が始まると
観客みんなで♪Nessun rimpianto〜♪と
サビ部分を合唱するのがお約束になってます。
今回はなんと、“主役”を観客に譲り
「みんなに歌ってほしい」と宣言して
Maxはイヤホンとマイクを外しました。
モニターに歌詞を出さずに
観客全員からフルコーラスを
歌ってもらえる歌手は
どれだけいるのでしょうか?

ファンとの信頼関係がないと

できない行為だと思います。
85,000人のKaraokeカラオケと
と記事には書かれていました。
 

Max Pezzali: gigantesco karaoke a Imola per "Nessun rimpianto"

↑Spettakolo!様より

「Nessun rimpianto」のイントロ部分のみ


歌の本編には♪Nessun rimpianto〜♪の
サビが3回登場します。
サビは最後のワンフレーズだけ異なる

2パターンがあります。

・E mi fa male un po' 
 エ ミ ファ マーレ ウン ポ
 (少し痛いけど)

・Ma io non aprirò.
 マ イオ ノナプリロ
 (でも、僕は開けない)

歌の本編では
E mi fa male un po'  エ ミ~
Ma io non aprirò.  マ イオ~
Ma io non aprirò.  マ イオ~
の順番で歌われます。
 

イントロのみの動画の
最後の方をよく聴いてみると
観客のコーラスには、エ ミ派と
マ イオ派が混在しています。
(歌の本編でもここの部分が
怪しい人がチラホラいます)
 

イントロ部分だから当然、
歌詞カードには書いてないです。
正解はエ ミなのか、マ イオなのか
どっちなんだい?!と謎だったのですが
過去のライブではMaxも一緒に歌っていました。
皆さん、イントロ時の正解はマ イオです!



Nord sud ovest est
ノルド スッド オーベスト エスト
(北、南、西、東)

 

↑gianlucamassa1927様より


北南西東に旅をする。
君を探しているのか、
それとも私を探しているのか。
陽気なラテンのリズムで
旅と恋を歌います。
代表曲の1つ。


↑メキシコをイメージしたキャラクター

 

モニターにはトランペットに
ソンブレロとサボテンの
3Dイラストが映し出されました。
 

それにしても東西南北の日本と違って
イタリアは北南西東の並び順なんですね。



Tieni il tempo
ティエニ イル テンポ
(時間を守る)

 

↑alessandrofumagalli7様より

 

周囲の人々や環境にとらわれず、
自由に自分のリズムを感じて
外に出て音楽に合わせて楽しもう!
盛り上がる曲のひとつで、この曲では
みんなが踊り出してノリノリになります。
手拍子やジャンプも起こります。

「時間を守る」と訳したんですが、
タイトルのTieni il tempoには
「リズム(テンポ)を取れ」
「時間(社会)の流れに呑まれるな」
という2つの意味があるようです。
「Nord sud ovest est」に続けて歌われ
前曲のイラストがライトアップされ
丸い針の時計がくるくる回っていました。
 

 

 

Grazie mille
グラッツィエ ミッレ
(公式・どうもありがとう)

Max pezzali - grazie mille (acustica) (live @ Imola 12-07-25)


↑stefano ramelli様より

 

日常の小さなことへの
感謝の気持ちを込めて
「ありがとう」を繰り返します。
曲の前にMaxは「こんな奇跡が起きるのは、
僕のことを心から応援してくれる
みんながいるからです。本当にありがとう」
と観客に深く頭を下げて感謝を伝えます。
こういう謙虚なところもMaxの魅力です。
MaxとDavideダヴィデが中央に立ち、
スポットライトが彼らを照らします。
アコースティックギター一本の演奏で
エンドロールのような雰囲気でした。
 

image
 

歌い終わるとMaxは後ろに下がり、
Max君と私が勝手に呼んでいる
着ぐるみと交代しました。

 





Con un deca (2回目)
コヌン ディーカ
(10,000リラで)

 

↑giuliaheidicec様より

 

今回は「Grazie mille」で終わりなのかなと思いきや
最初に歌われた「Con un deca」が戻ってきました。
一周回って最初に戻るという

サーキット場ならではの演出。
やっぱりラストはこれじゃなくちゃね!
この演出を考えた人はすごいです!


10,000リラの肖像画のVoltaヴォルタが
コンサートの「勝者」に選ばれます。
モニターにはエンドクレジットとともに
偉大な物理学者のはずのVoltaが

現代にいる人物として描かれ
変顔したり、美女を侍らせたり、

シャンパンで乾杯しています。
ちょっとふざけてるけど
まあ日本にも紫式部や豊臣秀吉が踊る
パロディCMがあるもんな。

 

みんなでジャンプした後には銀テープならぬ
Maxの肖像画が印刷された10,000リラ札が
紙吹雪のように撒かれました。
この演出があるから、

いつもは最後に歌われます。

 

ちなみにこのMaxリラ札を拾った観客が

eBayなどのサイトで€8~転売していました。


最後にバンドメンバーと
一緒に挨拶をして退場しました。



 

舞台衣装④
黄色ベースのカッターシャツ。
肩は黒色。
白いラインに赤い文字でFOREVER。
前身ごろの裾には大きく25の数字。
半袖のオレンジの丸の中にMaxの文字。
背中は上からチェッカーフラッグの中の

オレンジの中にGRAND PRIX。
白いラインに赤い文字でGRAND PRIX。
丸の中にはMAX FOREVERと
GRAND PRIX、IMOLAの文字。

 


≪紹介した曲≫
28. Gli anni
29. Ayrton
30. Come mai
31. Nessun rimpianto
32. Nord sud ovest est
33. Tieni il tempo
34. Grazie mille
35. Con un deca (finale)